何かあると自分のせいにしてしまう

投稿日:2012年4月15日      更新日:

仕事上でミスをして叱られたり、
恋人から責められたように感じたときに
心が縮こまるような感覚がして、
とても申し訳ないような気分になってしまうときは
あるでしょうか。

それがたまにある、というより、
繰り返しそういうことが起こっていて、
ずっと、自分が悪い、という感じがしているとしたら、
それは、とてもしんどい状態だと思います。

今回の記事は、そういうケースについて、
少し掘り下げて書いていきます。

自分で自分のことが認められなくて、
自己否定が強い、という場合、
誰よりも自分のことを責めているのは、
自分自身、です。

他人に対してよりも、自分に対しての方が
採点は厳しく、また、自分自身のことですので、
攻撃や批判も非常に激しいものとなります。

自分で自分を罰しているような状態です。

この状態では、自己攻撃をする声に
さらされている状態ですので、
仕事にも集中できなくて、さらに注意や指摘を
受けてしまったり、
恋人との関係でも、さらに責められる、というように
なってしまいます。

自己攻撃が、自分を改善するのに役立てばいいのですが、
どちらかというと、自己攻撃をすればするほど、
自分がダメだ、ということに対する信頼を強めてしまうこととなり、
そこから抜け出すのが、とても大変になっていきます。

自分を改善するための行動はやってもらって全然かまわないのですが、
そのとき、自己攻撃を手放した方がうまくいきます。

自己攻撃が癖になっている人は、
その自己攻撃の声のボリュームを下げてみる、
その自己攻撃の声を聴いている時間を短くしていく、
ということをやっていことで、少しずつ、その声から距離を置いていく、
ということを試してみてください。

自分は正しいと開き直る、というのも構わないのですが、
それと一緒に周りから求められていることも無視してしまうと、
周囲からの攻撃が強化される、ということもあります。

これは、自己攻撃は心の中にあるのに、
それを手放さないで、見ないようにふたをしているだけの状態に
近いかもしれません。
ふたをすれば、それはふたを開けるように、中身が暴れますので、
結果として、周囲からの攻撃が強化されてしまいます。

周りからの声を完全にはシャットアウトせずに、
自己攻撃で自分を罰しすぎずに、
少し距離を置いて付き合う、ということ。
それができたときに、今よりも楽に今の状況と向き合っていくことが
できるようになります。

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カテゴリ-心の悩み

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