親密感が欲しいとき

投稿日:2012年3月24日      更新日:

人を責める気持ちを抱いていると、
責めている相手との間に壁ができるので、
その相手に近づきにくくなったり、
つながりを感じにくくなったりします。

特に身近な相手ほど、許せなかったり、
責めてしまう部分というのは、出やすくなることはないですか?

心理的な距離が近づくほどに、
相手に求めることが自然と多くなっていくためです。

身近な相手ほど、親密感を感じやすいはずなのに、
その反対に、ケンカや対立もエスカレートしやすいです。

それは、彼や彼女、大好きな相手であっても同じです。
本当は親密感が欲しいのに、
上手くいかない、という部分があるのであれば、
ここを解決していくことが求められてきます。

親密感が欲しい、というときに、
壁になってくるのは、自分の中にある期待や要求、
相手を責める気持ち、など、です。
「私は正しい」、という想いから、
心の中で相手を裁いていると、
どうしても、そこに壁ができてしまいます。

ただ、親密感が欲しいのであれば、
自分の中にある、その相手を裁いているような部分を、
水に流してあげることが求められてきます。

そんなこと言われても、嫌だ!
という気持ちも生まれてくるかもしれませんが、
相手を責める気持ちをわきに置いて、
愛情を持って近づいていくことができれば、
親密感を取り戻していくことができます。

大好きな人との関係の中で、
この親密感が欲しいのに、相手がおかしなことをするから、
相手を責めたくなってしまう、
ということは、結構多いと思います。

親密感が欲しいのに、そこで素直になる代わりに、
相手を責めて、親密感を遠ざけるような行動を
してしまっているのだとしたら、
それはとてももったいないです。

それは、罠、のようなものです。

誰かが仕掛けた、というより、
自分で仕掛けた罠に、自分ではまってしまっているような感じです。

もし、そんな罠にはまってしまったときは、
ぜひ、その相手を責めている部分を手放していってください。
相手を責める気持ちを手放して、
愛情を持って近づいていくことで、
親密感を取り戻していくことができます。

大切な人を責める気持ちがでてきたときは、
自分をチェックしてみてください。

罠にはまってないかどうか。

もし、罠に気付くことができたなら、ぜひ回避して、
自分のなかの正しさよりも、親密感を選択してみてください。

関連記事

罪悪感を感じさせられる

  ある特定の人と話した後に、まるで自分が悪いかのように思えることが多い、という経験はあるでしょうか? 私にもそういった経験はありますが、そうするとその人と接するのがとてもおっくうになってく …

環境の変化が苦痛に感じられるとき

身の回りの環境に変化が訪れるとき、そこに新鮮さやチャレンジしていくような要素を感じることで、楽しさだったり、ワクワク感といったプラスの面を受け取ることもあれば、不慣れな環境に自らを合わせていくに疲れた …

失敗にはまり込んだとき

  誰でも失敗はするものですが、失敗してしまったときには、そのことで落ち込んだり、失敗感をしばらく引きずったりすることもあると思います。失敗したことで心の中でネガティブな感情を引きずってしま …

昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法

昔の嫌なことを思い出す心理として重要なのは、それを思い出した時に自分が感じる感情であったり、ストレスの重さは変えていくことができる、という部分です。その対処法の鍵となるのはその感情の受け止め方です。 …

過去に誰かを責めた分だけ、自分自身のことを責めてしまう

    自分のことを心の中で強く責めているとき、同じような内容で、実は他の人のことも責めている、ということがあります。 何か失敗をしてしまったと感じるときや、誰かを傷つけてしまった …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




裏切られた心の傷ー信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されたと感じた時




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




依存的な人を遠ざけたくなる感情