人間関係の中で、行き詰まりを感じているときに、
どうせ相手に言ってもムダだろう、
というので、お互いに何も言わなくなる、
ということはあります。
カウンセリングの中では、話を聞かせてもらう中で、
自分の気持ちの部分を、相手に話してみては、
という提案をすることがあります。
といっても、怒りをただぶつけるのではなく、
なんで腹がたっているのか、
その部分を自分で見つめていくと、
本音の部分では、怒り、という感情の裏側に、
わかってもらえてない気がして辛かった、とか、
つながれていない気がして淋しかった、とか、
弱い自分がいることがあります。
本当に相手に伝えたかったことは、
怒り、相手に対する非難、ではなく、
その部分であるならば、
そこに相手は耳を傾けてくれるのではないですか、
という話をしたりします。
コミュニケーションというのは、
お互いの中で、様々な出来事や、立ち位置があって、
展開されていきますが、
言わないとわからないことも多いです。
そんなとき、話してみる、ということが、
関係を改善するための、きっかけになります。