欲しい結果があるけれども、なかなか手に入らない、ということがある場合、
絶対とは言わないのですが、それが手に入ってしまうと自分にとって不都合がある、
という部分が心の中に潜在的に存在する、ということがあります。
これはわりとありがちなことなのですが、自分でも気づきにくい部分だったりします。
欲しい結果が手に入らないときは、どうやったら手に入れられるか考えたり、
それに何かしら取り組んだり、その反対に、なかなかうまくいかないことから、
ちょっと脇道にそれて別のことをやっていたり、
ちょっとだけじゃなく、それなりの期間、さわらないようにそっとしておいたり、
なんていう感じだったりして、自分の内面以外に注目していると、
自分の中に、実はうまくいったら困るんだよな、、、なんていうことがある、
という部分は忘れていたり、注目していなかったりするためです。
あと、この実はうまくいったら不都合がある、というのは、
自分の中でも見たくない部分だったり、扱いたくない部分、
ということもあります。それで無意識のうちに、そこを見ることを避けたりしてしまう、
ということが起こったりします。
自分の欲しい結果をなかなか手にすることができないときは、
ちょっと時間をとって、自分の中に、それが手に入ると何か不都合な部分だったり、
困るような部分がないか探してみる、というのも一つの手です。
そこで何か見つけることができた場合には、それが自分が欲しい結果を受け取ることを
邪魔している一因になっていますので、
それを手放す、ということが、ほしい結果を受け取るために求められてきます。
不都合があるということは、欲しいけれども、やっぱりいらない、
という葛藤を自分の内側に抱えていることになります。
その葛藤があると、現実として、がんばっているけれども結果が出ない、
という形であらわれたりします。
それが、その不都合があること以上に、もっと望んでいないことだと思います。
欲しい結果があるのなら、それを邪魔している自分の内面の要因は、
可能な限り対処しておいた方がいいです。
よくあるのは、その不都合な部分はよけながら、欲しい結果だけ手に入るように、
都合のよい展開を期待する、というものですが、
そうなると欲しい結果を受け取れる可能性の幅がぐっと狭くなることになります。
不都合な展開にならないように、防衛的になるほど、欲しい結果が遠のきます。
自分の中にある、実はうまくいったら不都合な部分がある、という部分を手放す、
というのは抵抗を感じやすいものですが、
もし、そういう部分があるのなら、手放すことで欲しい結果がぐっと受け取りやすくなります。
手放すまでは抵抗がありますが、手放すことができると自分自身が楽になります。
欲しいけれども欲しくない、という内面の葛藤が解消されるためです。
不都合な部分を手放す方法はいろいろありますが、手順としては、
まず、それがある、ということを認めることがスタートになります。
あとは、以下の手順で手放すことができます。
①手放せるかどうかを自分自身に問いかけ、はい、か、いいえで答える。
答えたら、両手を胸の前で合わせる。このとき、両手に少しだけ力を込める。
②手放すかどうかを自分自身に問いかけ、はい、か、いいえで答える。
答えたら、力を込めながら胸の前で合わせている手を少しずつ上にあげる。
③いつ手放すかを自分自身に問いかける。
答えたら、両手を上にあげて、込めた力を解放する。
同時にその不都合な部分が両手から解き放たれて上に解放されていくイメージを持つ。
手放すことができたと感じれるまで、①~③を繰り返してみてください。
以前書いた以下の記事と、基本的なやり方は同じです。
欲しい結果を受け取れるために行動するときに、結果がなかなか出ない場合は、
苦しさを感じることがありますが、それは自分の内面に何かしら葛藤があるほど強くなります。
ここで書いた内容は、それを軽くする、という効果もあります。
ぜひ、試してみてください。
※セドナメソッドについて
不都合な部分を手放す方法、の部分はセドナメソッドを活用しています。セドナメソッドについては本も出版されておりますので、興味のある方は読んでみて下さい。
セドナメソッドの公式ホームページは以下のものです。
The Sedona Method | Heal Yourself by Letting Go | Official Site