自分に愛される価値などないと思えるときのこと

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自分に愛される価値がない、という思いは心から生み出された誤解のようなもので、心理的にはその誤解を強化する潜在意識の働きがあります。このとき大切なのは、自動的に出てくる「自分を無価値に扱う思考」を手放してあげること。

【目次】
自分には愛される価値がない、と感じてしまうとき
自分の価値を受け取れなくしているもの
パートナーシップの中で起きやすいこと
自分と向き合うということ
自分の価値を受け取るということ
「愛される価値などない」という心理の罠から抜け出すために

 

 

自分には愛される価値がない、と感じてしまうとき

自分には愛される価値などない、と思えてしまうようなことはあるでしょうか?

本当は愛されたいと思っているのに、自分にはそんな価値がないと感じてしまったり、頭の中では自分を好きになった方がいいと思いつつも、心の中ではどうしてもそうは思えない、みたいな感じになるようなことはあるでしょうか?

親からかわいくない子だと言われ続けてきたり、親から関心を持たれずに育ったことで、かわいくないから愛されない、と思いながら子供時代を過ごしてきた方もおられるかもしれません。子供の頃、本当に辛いときに親から助けてもらえずに、ひとりで耐えるしかなかった経験から、自分には愛される価値などないのではないか、と感じるようになった方もおられるかもしれません。

また、視点を変えて、異性から見たときの価値が自分にないのではないか、と感じてしまうケースもあると思います。

どんなに愛してもパートナーから愛されていると感じることが少なくて、いつも寂しく辛い思いばかりしていて、自分を愛してくれる人などいないのかな、と孤独感を感じて苦しくなる、という経験をされたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、自分には愛される価値がない、というのは人の心の本質から少しずれた位置にあるマインドであり、見方を変えるとある意味では、誤解、のような心理です。本来であれば感じられる自分の価値に対して、ブロックするようなものが心の中にあるために、自分の価値を受け取れなくなっている状態かもしれません。

 

 

自分の価値を受け取れなくしているもの

人には皆、魅力があります。ただ、人の心理としてよくあるのは「自分の魅力に気づいてない」という部分です。

今まで経験した様々なことから、自分に価値がない、という感覚が強くなり、自分の魅力を感じるセンサーの感度が低くなると、自分の魅力に気づきにくくなります。仮に少しでも自分の魅力を感じるタイミングが一瞬あったとしても、すぐに自動的に自分自身を無価値に扱う思考がでてくると、それがブロックされてしまう感じになります。

この自動的に出てくる思考が、自分の価値を引き下げていきます。

自分の価値を低く扱っていると、その心理は自分の外側にも映し出されて、自分が低く扱われるかのような体験が、自分のところに集まってくる、という出来事が起きやすくなります。

特にパートナーシップにおいて、これは起きやすいかもしれません。自分の価値を低く扱っていると、そんな自分にふさわしいかのような出来事がやってきたりします。なぜかいつもパートナーから雑に扱われる、とか、いつも相手から冷められる、など、全くもって招かざる出来事が招待状をもってくるかのように、わざわざやってくるわけです。

招待状というのはものの例えですが、この出来事を招き寄せるべく周囲に働きかけているのは自分の潜在意識です。潜在意識はあなたの表情や仕草などに出ます。あなたの気持ちや最終的に選択される行動にも影響します。それらの組み合わせにより、潜在意識はあなたの体験する出来事に深く影響していきます。

あなたが普段感じる感情は、この潜在意識から出てきているものですが、どんなときにどんなことをあなたが感じるのか、というのは対人関係では特に重要なものです。それはあなたが普段身にまとう雰囲気にも影響し、それは周囲から見て、あなたがどんな風に映るのかに深く影響していきます。

そんな潜在意識の働きを普段意識することはないと思います。その代わりやってきた出来事を見て、こんな風に感じることはあるのかもしれません。
「自分に愛される価値などない」
ただ、それは誤解です。

人には皆、魅力があります。ただ、人の心理としてよくあるのは「自分の魅力に気づいてない」という部分です。大切なのは、自分の価値を受け取る、ということ。

ただ、自己肯定感が低いために、どうしてもそうは思えないということもあるかと思います。自己肯定感が低い場合は、まずはそんな自分を理解することからスタートするのが良いかもしれません。無理に自分を肯定しようとせずに、まずは一旦、自分自身の今の現状をありのままに見つめてみること。そのあたりのことを掘り下げた記事がありますので、こちらを参考にしてみてください。

 

 

パートナーシップの中で起きやすいこと

自分の魅力に気づく方法は色々とあります。もし、パートナーがいるのなら、パートナーに感謝できることを探してみること。特にあなたが女性で、パートナーが男性の場合、これはとても重要なポイントです。

男性心理の取扱説明書に書いた方が良いレベルの内容なのですが、男性というのは基本的に相手を喜ばせたり、満足させたい生き物です。もちろん、女性にもこういう部分はありますが、男性にこの傾向は強いです。

そのため、パートナーであるあなたが男性からの
「相手を喜ばせたり満足させたい」
ためにしているパスを上手に受け取ってあげると、パートナーの男性はとても喜びます。なんていい女なんだ、と相手が感じます。

パスを受け取るというので、感謝する、という以上に重要なのが、それを表現するというところです。なぜなら、パートナーである男性から何かをしてもらって、それを受け取って素直に喜んでいる女性というのは、それをした男性の目から見て、ものすごく魅力的に映ります。それが自分のパートナーであれば、世界一愛おしく思えます。もっと何かしてあげたくなります。

なぜなら、そのとき男性は自分自身の価値を強烈に感じるからです。

これは一つの例えですが、大昔、狩りで生活している家族がいたとします。男性が狩りに出て獲物を家族に持って帰って、その獲物を見た家族が大喜びしたら、その男性は自分自身の生きてる価値を全身で感じることになります。自分がやったことを認めてもらってる感じがするわけです。それは、自分の価値を感じる感覚に繋がり、自信になります。男性はこの感覚が大好物です。

愛する女性に何かをしたら、その相手が喜んだ。この体験は男性に自信を感じさせます。そして目の前の女性と一緒にいると、自分は自分の生きている価値や意味を感じる、としたら、目の前にいる女性は、その男性にとって特別な意味を持つ存在になります。

もし、こういった「パートナーにやってもらったことを感謝して喜ぶ」ということをやったことがないのなら、チャレンジしてみること。ただ、そのためには準備のようなものも必要です。それは、自分の価値を受け取る、という地道な作業から始めてみる、ということ。

その部分を受け取っていないと、価値を受け取れている=感謝して喜んでいるのを見て相手の気持ちが上がる、となるのではなく、価値が受け取れていない=感謝に感情が乗らないので社交辞令的になる、もしくは、そこに余計な一言を付け加えて相手を冷静にさせる、といった状況が生まれたりします。

余計な一言、というのは何かというので、いくつか例をあげておきます。

パートナーが何かしてくれたのに対して、ありがとうと言って喜ぶ代わりに、以下の言葉を混ぜるような感じです。
「すいません」「ごめん」「悪いから」「いいよいいよ」。
女性同士だと、こういう言葉を挟むのが礼儀といった空気感があるものかもしれません。ただ、パートナーの男性相手だとこのタイミングで挟まるこういうのはむしろノイズになります。

男性からすると喜んでもらって気持ちよくなって、大好物の自信を美味しく頂こうと思ったら、そこに愛する女性からの「いいよいいよ」という調味料がしっかりまざって提供されると、、、、それが好みの味付けではない場合、ちょっとゲンナリする、といった感じです。

 

 

自分と向き合うということ

自分の価値を受け取るための基本となるのは、自分と向き合うこと。ここで整理したいのは、どういう目で自分自身のことを捉えているか、という部分と、周囲のことをどういう目で見ているか、という部分です。

自分自身の価値を低く扱うような自動的に出てくる思考が、もしあるのなら、それを見つけていくということ。過去の出来事を掘り下げるというより、今、自分のマインドの内側にある、自分の価値を下げている思考や感情を見つめていくこと。

自分と向き合うというのは一種独特の心理的ストレスがかかります。ときに「絶対見たくない自分」だったり、「絶対やりたくないこと」といった一面が心の内側から出てくることがあるためです。

ただ、往々にしてそういうところに、自分のマインドの内側にある手放したほうがいいもの、への気づきが得られることがあります。「これがあるから私は愛情を受け取れなくなってるんだ」とか「これがあるから私は価値を受け取れないんだ」といった部分を探していくこと。

 

 

自分の価値を受け取るということ

価値を受け取るというのは、自分が誰かに愛されていた、ということや、誰かに大切にされていた、ということに気づくことだったり、自分に何かを与えてくれていた人の気持ちを汲み取る、というのと感情的には近いマインドです。価値を受け取るために、それらに意識的に目を向けようとしてみてください。

周囲にいる人が、いつもの習慣でなにげない行動をしているように見えても、そこに優しさや、思いやりや、何かしらの想いが込められていることがあります。ただ、それらが自分にとって、どこか「やってもらうこと」が当たり前になっていて、その想いに気づけていないと、受け取れないです。そこにあえて目を向けようとしてみること。

ただ、ここでも「どういう目で自分自身のことを捉えているか」と「周囲のことをどういう目で見ているか」が大事です。なにか気づけたことがあったとしても、それを「価値のないこと」「大したことない」「当たり前」「私自身の価値とは関係ない」という感じでスルー対象として処理する思考があると、価値を受け取ることがブロックされます。

特に自己否定が強い方の場合、価値を受け取ろうとしても、自分を否定する言葉ばかりが思いつく、ということもあるかもしれません。その場合、自己否定が強いときのことを掘り下げて書いた記事がありますので、こちらを参考にしてみてください。

 

 

「愛される価値などない」という心理の罠から抜け出すために

自分に愛される価値などないと思えるときのことを掘り下げて書きました。自分の内面に、価値を受け取ることをブロックするものがあるのなら、それを手放すことが大切です。

愛される価値などないということが、自分の中ではどうしようもなく動かしがたい現実のように感じられることもあるかもしれません。ただ、それは自分の内側に、自動的にそう思わせる様な思考が混ざり込んでいるために、そのように思えてしまう、という心理の罠のようなものにはまりこんでいる可能性が高いです。

まずは、自分と向き合ってそのあたりを一度整理してみること。何かに書き出すのもおすすめです。実際に書き起こして、それを文字にしてみることで、気づけることはとても多いです。

最後に一点補足すると、自分には愛される価値などない、と感じたきっかけとして、誰かから雑に扱われていると感じるような体験、をされた方もおられるのではないかと思っています。それはパートナーであったり、友人や知人だったかもしれませんが、人から雑に扱われているように感じたときのことについて掘り下げて書いたものがありますので、こちらを参考にしてもらえればと思います。

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カテゴリ-心の悩み

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