人間関係には、楽しい部分だけじゃなく、
トラブル的な側面があったり、
過去の出来事からくる問題があったり、
相性の問題があったり、色々な側面があります。
人間関係のテーマもたくさんあると思います。
嫁姑、夫婦、職場、親子、などなど多岐にわたるとおもいます。
ただ、その人間関係の基礎となるものの一つに、
相手を理解する、というものがあります。
今日は、そのあたりを少し掘り下げて書いていきます。
相手を理解するためには、
手放さなければならないものがあります。
それは、自分の価値観を手放す、ということです。
同じような価値観を持っている相手ならばよいのですが、
誰しも、自分なりの価値観を持って行動しています。
相手を理解しようと思ったならば、
自分の価値観で相手のことを判断してしまうのではなく、
自分の価値観をいったんわきに置いて、
相手の価値観で物事を見る必要があります。
相手の価値観は、自分から見たら、劣っている価値観や、
勘違いした価値観、に見えるかもしれませんが、
それでも、まずは相手の価値観を切り捨ててしまわずに、
耳を傾けることがスタートになります。
これは、相手の価値観通りに行動することが
問題になっている(と自分から見たら思える)
場合も同じです。
相手の価値観を理解したうえで、
そこにどう寄り添って接していくか、
それを考えていくことが求められてきます。
これには成熟さが求められます。
忍耐が求められるケースもあると思います。
これをせずにコミュニケーションしたときに、
平行線になってしまう会話も、
この相手の価値観に寄り添う、という部分を取り入れたときに、
全く違うコミュニケーションになってきます。
それは、寄り添おうとしている、ということが相手に伝わって、
結果的に、相手からもこちらに寄り添おうとしてくるためです。
人間関係で、とくにコミュニケーションでなかなかうまくいっていない場合、
相手を理解する、というところがスタートになってきます。
何か解決したい人間関係がある場合は、
ぜひ、理解する、というところからスタートしてみてください。
その姿勢が伝わるだけでも、相手からしたら嬉しいものだと思います。
その積み重ねが、人間関係を前進させる力になっていきます。