上司や先輩など、目上の人に対して納得がいかなかったり、
腹が立つことがあったときに、
批判的な気持ちがでてくることはあるでしょうか?
どれだけ素晴らしい人であっても、
ときに間違うことがあったり、配慮が足りないことはあるかもしれません。
ただ、そんなときに、自分の中で、その目上の人に対して
批判しているような部分に執着してしまうと、
自分とその人との間に壁が出来てしまいます。
この批判の部分が強いと、その人からの援助を受け取りにくくなったり、
反対に、自分が上の立場になった時に、その批判が自分に降りかかってくる、
といった副作用も生まれてきます。
間違い、非効率、あるべき姿からずれているところ、
ということに関して、敏感な度合いだけ、この批判は強くなります。
もちろん、それに気付く、ということ自体は、
長所、といっていい部分です。
ある意味では、優れたセンサーをもっているという証明になります。
ただ、その問題を重要視しすぎない、という態度がないと、
自分の周りに、間違っている人がどんどん増えていってしまいます。
そのセンサーの感度を少し緩めてみてください。
そして、緩めてみて、自分がどう感じるか、チェックしてみてください。
ポイントとなるのは、そのセンサーが受け取った内容に、
自分が反応しすぎない、ということです。
気付いたことは気付いたことでいいのですが、
その気付いたことを、自分の心の中で手放してみてください。
そして、こんな風に心の中で呟いてみてください。
「ま、いっか」
もし、可能ならば、その目上の人に対して、
批判ではなく、心の中で援助の手を差し伸べてみてください。
実際に行動を起こす、かどうかは置いといて、
その目上の人のことを、助けたい、という目で見てあげてください。
批判を手放すことで、より柔軟なものの見方が出来るようになり、
結果的に、目上の人からの援助や、下からの支援も受け取ることができるようになる、
というのが、その目的です。
目上の人のため、というより、自分の成長のために、
批判をちょっと脇においてみる、ということを試してみて下さい。