ありがとう、というのは、私も大好きな言葉の一つです。
コミュニケーションの基礎、になるような
言葉の一つだと私は思っています。
ただ、人と人との関係性に何か障害があって、
感謝が失われているようなところがあるとしたら、
そこに痛みが生まれてきます。
そのときに、感謝する、ということが、
その痛みに取り組んでいく上で、
とても大きな意味を持ってきます。
今日はそのあたりのことを、
少し掘り下げて書いていきます。
許せない、という想いを抱いたことはあるでしょうか?
今でも、許せない、と思うような人はいらっしゃるでしょうか?
許せない人がいたとき、自分の心の中に、
その人を責める言葉というのは、たくさん出てくると思います。
ただ、誰かを責めるとき、それは回りまわって、
自分自身にも何らかの形で返ってきます。
その人と同じような行動をしたときに、
自分自身のことをすごく責めることになったり、
その人と同じような行動をする人のことが
すごく苦手になったりします。
他にも、色んな形で、許せない、という想いが、
問題を引き起こします。
許せれば楽、かもしれませんが、
なかなか、そういう風にスイッチすることは難しいです。
そんなときに、感謝する、ということが、
とても大きな力を発揮します。
許せない人にも、感謝できるようなことはないでしょうか?
例えば、それは家族だったり、前の彼氏、前の彼女だったりする
かもしれませんが、その人に対して、
許せない気持ち以外にも、何かいい部分があったり、
してもらって嬉しかったことがあったりしないでしょうか?
そういった部分がもしあるのなら、
心の中でだけでも、感謝してみることが、
許せない、と頑なになっていた心を柔らかくするための
呼び水になります。
感謝することは、心をオープンにしていくための、
とても強力なツールになってくれます。
自分の心の中で、クリアにできていない人間関係があるとしたら、
ぜひ、感謝する、ということをやってみてください。
心が軽くなる、ということを体験することができると思いますよ。