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人間関係

過去の人間関係

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人間関係は、環境の変化とともに移り変わっていきます。親しかった人と疎遠になったり、縁を切りたかった相手とも疎遠になったり、職場が変わったり住むところが変わったりすることで新しい出会いがあったり、などなど。その中でも、人間関係の中で嫌な目にあったようなこと、例えば、下に見られたり、いじめを受けたり、ひどい扱いをしてくるような人たちとの縁が最終的には遠のいて、
過去のものとなることもあります。

過去のものとなったら、はい終わり! もう、そのことを思い出すこともないし、縁が切れて一安心、という感じになるだけならいいのですが、、、、ちょっとしたきっかけで、その時の嫌なことを思い出したり、その過去つながりのあった人から突然連絡が来て、勘弁してほしい、と言う気分になったことはあるでしょうか?

もし、そんな想いをするようなことがあるのなら、、、、、ちょっと心の中でチェックしてもらいたいことがあります。

自分の心の中で解決できていないような感情があった時、それが別の形で蘇ってくる、と言うことがあります。過去の人間関係で自分の中で消化できていないような部分があると、そういった体験をすることがあります。

自分自身のことを低く扱っていると、あなたの周囲にあなたのことを低く扱う人たちが集まって来ます。あなたのことを利用したり、あなたのことを悪く言ったりするような、本来であれば歓迎したくないような人たちが集まって来ます。あなたと親しくするのにふさわしくないようなそんな人たちとは、ただ距離を置けばいいだけなのですが、自分のことを低く扱っていると、あまり良くない扱いをされるのに違和感を感じることができず、あなたのことを、その人たちの好きにさせてしまうことがあります。過去の人間関係の中で、あなたにとって、これに思い当たるようなことってあったでしょうか?

距離を置く、と言うのを別の言い方で言うと、合わない人には合わせない、です。人と接していて、「なんか合わないな」とか「一緒にいてて居心地がよくないな」と思う人とは無理に波長を合わせない。相手のいっていることに違和感を感じたら、無理に同調しない。ペースを合わせるようなことをしない。行動を合わせない。時間を合わせない。場所を合わせない。そうすると、だんだん心理的にも物理的にも距離が離れていきます。

合わない人に無理に合わせようとすると、やりたくないことをやらなきゃいけなくなったり、相手のいってくることに合わせるために、あなたが犠牲をしなければならなくなったりします。あなたが無理に合わせ過ぎて、自分の意見がない感じになると、相手から軽く見られやすくなります。相手に合わせるのが当たり前になると、あなたが合わせることを相手に期待されます。そうすると、あなたが合わせなかった時に、相手から「なんでXXXしないの」とか責められたり、ダメ出しされたりすることもあります。

ところが、あなた自身が自分のことを低く扱っていると、そう言う扱いを受けるのは、私が劣っているから、とか、私が悪いからだ、と言う解釈をすることになります。合わない人に無理に合わせて犠牲的なことをしているからそう言う扱いをおびき寄せてしまう、という理解や、合わない環境にいたから居心地の悪さを感じることが多い、と言う理解ではなく、私は価値の低い人間だからそう言う扱いをされるのが当たり前、という理解になります。ただ、それは誤解です。あなたの真の価値は、あなた自身が見ることができるもの、あるいは、あなたのことを大切に思っていたり、あなたのことを愛している人だけが触れることのできるものです。

今も自分のことを低く扱っているような部分はあるでしょうか?
どんな価値基準で自分のことを扱っているでしょうか?
居心地の良い人間関係の中では、自分自身のことをどう扱っているでしょうか?

もし、自分の心の中にある、自分自身の価値を判断している基準のようなものの中で、自分自身が幸せになるために役立っていないような、どちらかと言うと、自分自身の足を引っ張っているようなものがあると思えるのなら、その価値基準を手放すことはできるでしょうか?
周りの人がどう考えているのだろうか、とか、普通はどう考えるのだろうか、とか、気になるところもあるかもしれませんね。ただ、他人の意見に振り回されると、あなたがあなた自身を見失います。あなたにとって本当に大切なものは何でしょうか?

「私はXXXだから、私は私のことが嫌い。」
「私はXXXだから、人より劣っている。」
そのXXXの部分は、ある意味では自分の性質の一つかもしれませんが、自分を価値の低いものとして扱っているその考えは、あなたのお役に立っているでしょうか?

もし、手放すことができるなら手放したいと思えるのなら、試してもらいたいことがあります。
1)手放したほうがいいと思うものを1つ意識してください。まず、それが自分の内側にあると言うことを認めてあげて、その存在を感じてあげてください。
2)「それを手放すことに抵抗がありますか?」Yes/Noで即答する。抵抗があれば3へ。抵抗がなければ6へ。
3)「抵抗を手放せますか?」Yes/Noで即答する。
4)「抵抗を手放しますか?」Yes/Noで即答する。
5)「いつ抵抗を手放しますか?」Yes/Noで即答する。ネガティブな答えなら、3〜5を何回か繰り返してみる。抵抗が手放せそうなら、6へ。
6)「それを手放せますか?」Yes/Noで即答する。
7)「手放しますか?」Yes/Noで即答する。
8)「いつ手放しますか?」Yes/Noで即答する。ネガティブな答えなら、6〜8を何回か繰り返してみる。
ステップは多いですが、即答するだけなのでそれほど時間はかからないです。

過去の人間関係で断ち切りたいと思っている人たちから再び連絡があった場合には、もう、その人たちに合わせて犠牲をするのをやめることが大切です。嫌なものは断る。合わないものには合わせない。ごちゃごちゃともっともらしい理屈をつけてくる場合でも、きっぱりと断りを入れる。もしかしたら、断りを入れることで相手には責められるかもしれませんし、良くわからない情のようなものに訴えて来られるかもしれせん。きついことを言うと嫌われるとも思えるかもしれません。ただ、もともと、あなたのことを低く扱ってくるような相手です。無理をして、そんな相手のご機嫌を取ろうとしないでください。時に勇気がいることもあるかもしれませんが、もう、自分を低く扱って、犠牲をすることを当たり前と思う振る舞いとは、さよならをしてあげてください。

過去の人間関係でいまだに嫌な気持ちが残っている記憶があるのなら、それも手放してしまいましょう。なんども思い返すことで、ある意味では、その時の嫌な気持ちに浸る衝動が、心の中にあると思います。どこか自分の中に、その嫌な記憶に対して執着していような部分があるのかもしれません。その執着も、手放せると思えるのなら、手放してしまった方が良いです。手放し方は、同じやり方が使えます。上に書いた1〜8のステップを試してみてください。

自分の心の中で解決することが求められているような部分がある時、それが形を変えてそこと向かい合うことが求められるような出来事が自分にやってくることがあります。過去の人間関係で何かしらある時というのは、もしかしたら、そんな時かもしれません。怖れずに、自分の課題と向き合ってみてください。

過去の人間関係の中で、特にあなたに対して良くない扱いをしてきた人たちとの関係性のことについて、私なりに掘り下げて書いてみました。ただ単に、合わないんだな、というお気楽な発想ではなく、私が悪いから、とか、私が劣っているから、という深刻な発想になりがちだと、そういう人間関係を引き当てやすいかもしれません。ここに書いたことで、何かお役に立つことがあるなら、幸いです。

 

※セドナメソッドについて
「手放せますか?→はい/いいえで答える。手放しますか?→はい/いいえで答える。いつ手放しますか?→答える。」の部分はセドナメソッドを使っています。セドナメソッドについては本も出版されておりますので、興味のある方は読んでみて下さい。

新版 人生を変える一番シンプルな方法―セドナメソッド 

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セドナメソッドの公式ホームページは以下のものです。

The Sedona Method | Heal Yourself by Letting Go | Official Site

 

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