自分の中にいる傷ついた子供

投稿日:2012年6月5日      更新日:

自分の小さかった頃に、いろんな体験をして、
そこで辛かったり、自分のことを悪い子供だ、
と思ってしまって、縮こまってしまったり、
まだ、心の中で癒えていない傷の部分があったときに、
その感情について、今の自分が再体験するようなケースがあります。

この感情は、ある意味では、癒されるためにあがってくる感情、
という見方をすることもできるのですが、
今、体験している問題や、ネガティブな感情について、
掘り下げていくときに、見つかるその傷の部分について、
自分の中に、まるで小さかったころの自分がいて、
その子が傷ついている、といったイメージを持つと、
とてもしっくりくることがあります。

そこで、自分が感じている感情について、
自分の中に傷ついた小さな子供がいて、
そこ子をケアしてあげる、というイメージをすることで、
その根深い傷の部分に触れていくことができます。

ここで大切なことは、その子供の部分を否定したり、
感情を封印してしまわない、ということです。

感情は受け入れて感じていくことで、
自然に燃やして解消していくことができます。

自分の中にいる傷ついた子供が、
その感情を象徴するものとしてイメージしたうえで、
例えば、その子をイメージの中でハグしてあげたり、
何か優しい言葉をかけてあげる、など、自分自身が
子供のころにしてもらいたかったことをしてあげることで、
その傷の部分をケアしていくことができます。

あと、その小さな頃の自分が、その傷を体験することで
誤解してしまったような部分に気付くことができると、
そこで、違うものの見方を選択しなおす、
ということもできます。

傷ついた小さな子供の部分をケアして、
受け入れることができた分だけ、
今の自分が楽さを受け取ることができるようになりますので、
時間があるときに、一度心を落ち着かせて、
その部分を見つめてみる、というのは、とてもおすすめです。

何か、自分の中で根深い感情の部分があるような場合に、
一度、試してみてください。

関連記事

過去に経験した嫌な記憶の扱い方

普段は忘れているけれども、ふとしたときに思い出す過去の嫌な記憶。疲れているときに限って、そういったことを思い出しやすい、という人もいたり、人によっては、普段忘れているというより、いつも思い出す、という …

自分ルール

  「自分はどういう風に扱われるべきか」 そんなことを自分の中で決めているルールのようなものはあるでしょうか? 人間関係の中で怒りを感じたようなときに、その怒りの理由をじっくりと振り返ってみ …

いい人をやめる

自分が我慢をしたら、丸く収まる、そんな状況があったとします。そんなとき我慢をしていい人を演じることでその場を切り抜ける、というやり方があります。これをやると周りから、本当にいい人だな、という風に思われ …

執着すると望みが遠ざかる

  よく聞く話なのかもしれませんが、自分が本当にほしいものを受け取る、というときに鍵になってくるのは、自分が何を信じているか、という部分です。自分が信じていることは、自分が現実に体験すること …

不公平感を手放す

  自分ばかりが損をしていて、何か不公平な感じに思えるようなことはあるでしょうか? ときに私もそんな状態に陥ることがあります。ちょっと時間を置いて、その時の状況を思い出してみると、、、、だい …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されたと感じた時




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




依存的な人を遠ざけたくなる感情