気にさわる非難

投稿日:2012年5月21日      更新日:

人から受ける非難の中で、自分にとって
あまり気にならないものと、
心にひっかかってしまうものがあります。

特に、心にひっかかってしまうもの、
何か自分にとって、気にさわるもの、
というのは、とても認めにくい部分なのですが、
自分自身でも、心の中で責めている部分、になります。

自分の中に罪悪感や自己嫌悪のような部分がある場合、
そこをほかの人につつかれると、痛みが生まれます。

痛みが生まれる分、自分の中で、そこを守りたい、
という想いが出てきますので、そこをつついてきた相手に対して
とても防衛的になりますし、反対に非難したくなる気持ちも
生まれてくるかもしれません。

ただ、とても認めにくいかもしれませんが、
その痛みは相手のせい、でもあるかもしれませんが、
その痛みは、自分の中に、罪悪感や自己嫌悪、
といった部分があったから生まれたものです。

このとき、自分の中に、その痛みの部分がある、
ということを認めていくことが求められてきます。

もし、認めることができたなら、
自分の中にある、罪悪感や自己嫌悪の部分を
そのままにしておく、というより、
それを手放す、というステップに進むことが大切になってきます。

それは、自分で自分を非難していた部分です。
ただ、その非難の部分がある限り、
そこに関してとても防衛的になってしまったり、
心がオープンになれない部分が出てきます。

もし、自分の中に罪悪感がある、ということを認めることができたなら、
それを手放す、という選択を心の中でしてみてください。

同じ間違いをしないように、自分自身を変えていこうと
おもうことは素晴らしいことかもしれません。
だ、そのために自分自身を責め続ける、ということは、
その部分について、自分の周りに壁を作って、
とても防衛的になってしまうことにつながっていきます。

自分を成長させるために必要なことは、
自分自身を責め続けることではなくて、
ただ、一歩前に進む、という選択をすることです。

周囲の人から受けた批判の部分で、
特に自分にとって気になる部分があった場合、
そこに、罪悪感や自己嫌悪の部分がないか、チェックしてみてください。

そして、もし、その部分を認めることができるなら、
ぜひ、その部分を手放す、ということにチャレンジしてみてください。

それができたときに、もうその部分について、
自分の周りに壁をつくらなくてすむように、
もっと心をオープンにできる楽さ、を手にしていくことができます。

関連記事

馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法

馬鹿にされてる気がするとき、心理状態としては自分が誰かを馬鹿にしているのが別の形で返ってきている、もしくは、心の中で自分自身の尊厳に自分で傷をつけている部分を他の人からつつかれている、という2つの可能 …

罪悪感を感じさせられる

  ある特定の人と話した後に、まるで自分が悪いかのように思えることが多い、という経験はあるでしょうか? 私にもそういった経験はありますが、そうするとその人と接するのがとてもおっくうになってく …

思い通りにならない現実、という罠

思い通りにしたいけれども、なかなか思い通りにならなくて、 イライラすること、というのはあるでしょうか? それがすぐ解決できるような内容なら、イライラを感じるのも一時的なものなので、 それほど気にするこ …

承認欲求にしばられてしまう

承認欲求が強いと、他人の評価や認められることを気にするあまりに、精神的に不安定になりやすく、ストレスを溜めやすくなることがあります。他人からどう思われるか、というのは、完全にはコントロールできないもの …

失敗して強い罪悪感を感じたとき

罪悪感があると、仕事上の失敗をするなどの罪悪感を感じるような出来事を招き寄せてしまい、また罪悪感を感じるという繰り返しにはまることがあります。その場合、その罪悪感を癒やしてあげる、ということが対処法の …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




裏切られた心の傷ー信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されたと感じた時




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




依存的な人を遠ざけたくなる感情