いっぱいいっぱいなとき

投稿日:2012年4月19日      更新日:

いっぱいいっぱいなとき、というのは、
自分のことで頭がいっぱいなので、
相手のことを思いやったり、気遣ったり、
ということがなかなかできないものだと思います。

恋愛においては、自分がいっぱいいっぱいのときには、
余裕がない分、相手のことがちゃんと見えなくなるので、
相手とつながりを感じにくくなります。

相手から愛されていないように感じてしまったり、
馬鹿にされているように感じてしまったり、
相手が過剰に依存的なように見えてしまったり、
相手にそんなつもりはなくても、
そんな風に感じてしまうことがあります。

とはいっても、いっぱいいっぱいのときには、
自分の心の中に余裕がないので、
相手のことをちゃんと見る、という気にもなれない、
という感じになってしまいます。

いっぱいいっぱいなんだから、しょーがないじゃない、
って思うものかもしれませんが、
ここでちょっと立ち止まって、
「なんで、いっぱいいっぱいなんだろう?」
ってところに目を向けてみると、
また違う解釈ができる自分に出会うことができます。

なんで、いっぱいいっぱいなんだろう?
ってところに目を向けたときに、
いろんな理由が出てくるかもしれませんが、
整理していくと、その理由、というのは、
絞り込めていくと思います。

それは、忙しいからかもしれませんし、
他のことに気を取られているからかもしれませんが、
自分のそのいっぱいいっぱいの部分を見ていったときに、
本当に足りないのは時間、というよりも、
自分の心の余裕であったり、気持ちの問題であったりすると思います。

いっぱいいっぱいになる気持ちや、
余裕のなさ、というのは、どこからでてきているでしょうか?

例えば、完璧じゃない自分に対する自己攻撃、があるかもしれません。
怒りや過去の痛みにとらわれて、
身動きができなくなっている、かもしれません。

自分の心の中を探っていくと、
そこに癒されていない痛みのような部分、
ということがあることに気付くことができるかもしれません。

もし、いっぱいいっぱいの自分の中に、
傷ついている自分がいて、その痛みの部分から、
余裕のなさが生まれている、ということに気付くことができたとしたら、
それはとてもラッキーです。

それは、その傷を癒すことができれば、
いっぱいいっぱいの状況を解決することができる、
ということに気付けた、ということだからです。

もし、この傷の部分を手放すことができて、
いっぱいいっぱいの状況を変えていくことができるとしたら、
やってみたいでしょうか?

その答えがYesなら、ぜひ、傷を手放す、ということに
チャレンジしてみてください。

表面的にはいっぱいいっぱいの自分がいる、という状況でも、
その裏には、痛みが隠れていることがあります。
最近、心に余裕がない、という人は、ちょっと自分の内面を
チェックしてみることで、新しい気付きがあるかもしれませんよ。

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カテゴリ-心の悩み

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