自分のことを心の中で強く責めることはあるでしょうか?
これは人によって、強弱あると思いますが、
自分を責めるのが癖になっているような場合もあります。
こうなると、自分のダメな部分が目につくあまり、
いつも自分にダメ出しをしているような感じになり、
心が縮こまってしまって、人とつながるのが難しくなったりします。
私の場合、とくに中学生~大学生の頃ですが、
自分自身を冷静に見つめる第3者のような自分がいて、
その自分が自分自身を見下ろして、ダメ出しをし続けている、ということがありました。
その第3者のような自分の攻撃対象は自分自身だけではなく、周囲の人たちにも及んでおり、
何かとても、偏屈な部分を自分の中に作り出していました。
自分のことを責めている間は、自分の課題に取り組むことが出来ないです。
反省、という言葉がありますが、それは自分自身をより良くするためにするためのものなのですが、
この自分のことを責める、ということをずーっと続けていると、
自分にダメ出しはするけれども、改善する、とか、成長する、という風に意識がいかないです。
仮に自分を変えようという意識を持ったとしても、
目標に集中するのではなく、出来ていない自分に集中する感じになるので、
ダメ出しをするという方向にかなりのパワーをもっていかれてしまい、
目標に集中できない分、なかなか変化が出にくい感じになります。
罪悪感を感じることは、誰しもあると思いますが、
これは自分にとって、何か変化が求められている、というサインの1つです。
例えば、自分の皮膚をつねると痛いですよね。
この痛みは、自分の体に、そこに痛みがありますよ、ということを教えてくれており、
そこから、体の不調に気付いたり、危険を回避したり、怪我に気付いて手当てしたり、などなど、
自分の体を正常に保つのに役だっている感じになっていますよね。
罪悪感も同じです。そこに罪悪感を感じたら、
求められている変化に気付いて、何かしら対応をすればいいだけです。
ところが、自分を責める癖がある人、というのは、
この罪悪感をずーっと感じようとします。
痛みを感じたときに、わざわざ、その部分を自分でずっとひねり続けるようなものです。
求められていることはそうじゃないですよね?
変化に気付いて、何かしら対応をする、ということです。
そして、それをしない限り、心や体は必至であなたにその必要性に気付いてもらおうとします。
そう、せっせと罪悪感をあなたに運んでくるんです。
この悪循環のサイクルは断ち切った方が良いです。
自分を責める癖のある人は、一旦自分のダメだしをする癖を脇に置いて、
今、自分に求められていることはなんだろう、って考えてみてください。
ちょっと考えたら、気付きはすぐ来ると思います。
そして、気付いたら、そこに集中することが、その悪循環を断ち切ることにつながっていきます。