自分を責める癖

投稿日:2015年7月5日      更新日:

自分のことを心の中で強く責めることはあるでしょうか?
これは人によって、強弱あると思いますが、
自分を責めるのが癖になっているような場合もあります。

こうなると、自分のダメな部分が目につくあまり、
いつも自分にダメ出しをしているような感じになり、
心が縮こまってしまって、人とつながるのが難しくなったりします。

私の場合、とくに中学生~大学生の頃ですが、
自分自身を冷静に見つめる第3者のような自分がいて、
その自分が自分自身を見下ろして、ダメ出しをし続けている、ということがありました。
その第3者のような自分の攻撃対象は自分自身だけではなく、周囲の人たちにも及んでおり、
何かとても、偏屈な部分を自分の中に作り出していました。

自分のことを責めている間は、自分の課題に取り組むことが出来ないです。
反省、という言葉がありますが、それは自分自身をより良くするためにするためのものなのですが、
この自分のことを責める、ということをずーっと続けていると、
自分にダメ出しはするけれども、改善する、とか、成長する、という風に意識がいかないです。

仮に自分を変えようという意識を持ったとしても、
目標に集中するのではなく、出来ていない自分に集中する感じになるので、
ダメ出しをするという方向にかなりのパワーをもっていかれてしまい、
目標に集中できない分、なかなか変化が出にくい感じになります。

罪悪感を感じることは、誰しもあると思いますが、
これは自分にとって、何か変化が求められている、というサインの1つです。

例えば、自分の皮膚をつねると痛いですよね。
この痛みは、自分の体に、そこに痛みがありますよ、ということを教えてくれており、
そこから、体の不調に気付いたり、危険を回避したり、怪我に気付いて手当てしたり、などなど、
自分の体を正常に保つのに役だっている感じになっていますよね。

罪悪感も同じです。そこに罪悪感を感じたら、
求められている変化に気付いて、何かしら対応をすればいいだけです。

ところが、自分を責める癖がある人、というのは、
この罪悪感をずーっと感じようとします。
痛みを感じたときに、わざわざ、その部分を自分でずっとひねり続けるようなものです。

求められていることはそうじゃないですよね?
変化に気付いて、何かしら対応をする、ということです。

そして、それをしない限り、心や体は必至であなたにその必要性に気付いてもらおうとします。
そう、せっせと罪悪感をあなたに運んでくるんです。
この悪循環のサイクルは断ち切った方が良いです。

自分を責める癖のある人は、一旦自分のダメだしをする癖を脇に置いて、
今、自分に求められていることはなんだろう、って考えてみてください。
ちょっと考えたら、気付きはすぐ来ると思います。

そして、気付いたら、そこに集中することが、その悪循環を断ち切ることにつながっていきます。

関連記事

その問題のおかげで成長できる

    その人が抱えている問題の下には、その人なりの才能がある、というものの見方があります。これは、その人に問題があるから大変なことになるというよりも、その人に才能があるから、苦労 …

人からよく攻撃を受けるように感じる時

  人からネガティブなことやきついことを言われて精神的に大きなダメージを受けてしまう、ということが多い方はおられるでしょうか? 割と言われやすい人であったり、何かと敏感に反応してしまって傷つ …

日々の暮らしに退屈さを感じるときの心理

日々の暮らしの中に大きな問題があるわけではないけれども、何をしていても楽しくなかったり、何か退屈さのようなものを感じていて、変わり映えのしない日々を送っているとしたら、そこには、チャレンジすることを避 …

不満を感じた時の考え方

  不満、というと、ネガティブなイメージがあるかもしれませんが、不満がある、ということは、今の状況をより良くするための可能性がそこに眠っている、という見方をすることができます。例えば、不満の …

心の傷

幼いころに体験したことで、自分のことを悪い子供だ、と思ってしまって、心の中に罪悪感の種のようなものができることがあります。 私も自分の子供を見ていて思うのですが、こっちにはそのつもりはなくても、子供の …

カテゴリ-心の悩み

執筆者:

おすすめ記事




イライラしてる人との接し方




雑に扱われていると感じたらーその対処法と人の心理




馬鹿にされてる気がするときの心理とその対処方法




人を試すようなことをしてしまう




体が言うことを聞かないときの心理とその対処法




責められてる気がするときの心理とその対処法




好きな人を忘れる方法




屈辱的な思いを感じたとき




一人で頑張ってしまいがちな人




人から評価されたくない




信じていた人に裏切られた時




特別な存在になりたい、という心理の扱い方




人から嫌われてるのが辛いとき




利用されたと感じた時




昔の嫌なことを思い出す心理とその対処法




依存的な人を遠ざけたくなる感情