〜 カウンセリング 〜
2回目のカウンセリングでは、前回の続きの話を進めていくこととなった。
陽子さんの中で、だいぶ整理がついていて、思い返したときに、昔の彼が自分を裏切った理由、というのが、やっぱり、あのときに自分が彼を受け入れられなかったからだ、という風に陽子さんが思うようになっていた。
陽子さん話の中で、彼を許したい気持ちがあるけれども、まだ、あのときの味わった気持ちがトラウマのようになっていて、自分自身を縛っているので、そこから前に進むためにも、昔の彼を許す、という部分を扱ってほしい、ということだったので、まずはそこから進めていくこととなった。
カウンセラー
「今から、イメージを使った、カウンセリングの手法を使っていきます。 私が、陽子さんに、こういうものをイメージしてください、とお願いしたり、どんな風に感じますか、と聞いたりしながら、昔の彼を許す、という部分がクリアになっていくよう、サポートしていきますので、 まずは、軽く目を閉じて、すこしリラックスしてもらってもいいですか?」 陽子さん
「・・・・・はい。」 カウンセラー
「昔の彼のことを、陽子さんの心の中でイメージしてもらってもいいですか?」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「彼をイメージの中で見て、今、どんな感情があがってきているか、教えてもらっても良いですか?」 陽子さん
「懐かしい気持ちです。楽しかったっていう気持ち、ですね。」 カウンセラー
「前回のカウンセリングで、彼のお母さんの話があったと思います。その中で、陽子さん自身、彼に言いすぎたなあ、とか、私が悪いかもしれません、っていう部分があったと思います。 そのことを、彼に伝えて、ごめんなさいって言ってもらっても良いですか?」 陽子さん
「・・・・・はい。」 カウンセラー
「彼は今、どんな表情をしていますか?」 陽子さん
「もういいよって言ってくれています。わかってるよって。」 カウンセラー
「彼に感謝を伝える、というのは、前回のカウンセリングでも一杯あったと思いますが、もう一つ、何か、彼に感謝できることはないですか?何でもいいですよ。」 陽子さん
「今まで、優しくしてくれてありがとうって、言いたいです。」 カウンセラー
「伝えてもらってもいいですか?」 陽子さん
「・・・・はい。」 カウンセラー
「ちょっと、陽子さんに教えて欲しいんですが、付き合っているとき、彼のことはなんて呼んでいましたか?」 陽子さん
「ようちゃん、です。」 カウンセラー
「彼の名前を呼んで、こう伝えてもらっても良いですか? ようちゃんって。今まで、私はあなたのことを心の中でずっと責めてきた。でも、今日はそれを終わりにする。ようちゃん、私はあなたを許します。だから、もう、自分のことを責めなくてもいいよって。」 陽子さん
「・・・・はい。言いました。」 カウンセラー
「陽子さんも気付いていましたよね。彼がそのことで、自分自身を責めていたって。今、彼はどんな表情をしていますか?」 陽子さん
「ありがとうって言っています。」 カウンセラー
「彼の方を見ながら、一歩、後ろに下がってもらっても良いですか?」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「今、どんな感情があがってきているか、教えてもらってもいいですか?」
「今から、イメージを使った、カウンセリングの手法を使っていきます。 私が、陽子さんに、こういうものをイメージしてください、とお願いしたり、どんな風に感じますか、と聞いたりしながら、昔の彼を許す、という部分がクリアになっていくよう、サポートしていきますので、 まずは、軽く目を閉じて、すこしリラックスしてもらってもいいですか?」 陽子さん
「・・・・・はい。」 カウンセラー
「昔の彼のことを、陽子さんの心の中でイメージしてもらってもいいですか?」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「彼をイメージの中で見て、今、どんな感情があがってきているか、教えてもらっても良いですか?」 陽子さん
「懐かしい気持ちです。楽しかったっていう気持ち、ですね。」 カウンセラー
「前回のカウンセリングで、彼のお母さんの話があったと思います。その中で、陽子さん自身、彼に言いすぎたなあ、とか、私が悪いかもしれません、っていう部分があったと思います。 そのことを、彼に伝えて、ごめんなさいって言ってもらっても良いですか?」 陽子さん
「・・・・・はい。」 カウンセラー
「彼は今、どんな表情をしていますか?」 陽子さん
「もういいよって言ってくれています。わかってるよって。」 カウンセラー
「彼に感謝を伝える、というのは、前回のカウンセリングでも一杯あったと思いますが、もう一つ、何か、彼に感謝できることはないですか?何でもいいですよ。」 陽子さん
「今まで、優しくしてくれてありがとうって、言いたいです。」 カウンセラー
「伝えてもらってもいいですか?」 陽子さん
「・・・・はい。」 カウンセラー
「ちょっと、陽子さんに教えて欲しいんですが、付き合っているとき、彼のことはなんて呼んでいましたか?」 陽子さん
「ようちゃん、です。」 カウンセラー
「彼の名前を呼んで、こう伝えてもらっても良いですか? ようちゃんって。今まで、私はあなたのことを心の中でずっと責めてきた。でも、今日はそれを終わりにする。ようちゃん、私はあなたを許します。だから、もう、自分のことを責めなくてもいいよって。」 陽子さん
「・・・・はい。言いました。」 カウンセラー
「陽子さんも気付いていましたよね。彼がそのことで、自分自身を責めていたって。今、彼はどんな表情をしていますか?」 陽子さん
「ありがとうって言っています。」 カウンセラー
「彼の方を見ながら、一歩、後ろに下がってもらっても良いですか?」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「今、どんな感情があがってきているか、教えてもらってもいいですか?」
※画像はイメージです。
陽子さん
「なんだろ。すっきりしたというのとは、少し違うんですけど、終わったんだなあって。何か、今まで、彼と別れられてなかったんだなあって。何か、今、彼とちゃんと別れた、っていう感じです。」 カウンセラー
「いい感じです。前進していますよ。」 陽子さん
「そうなんですか?」 カウンセラー
「彼に許しを与えて、心の中で彼を解放できたときに、自分自身をそこから解放することができるのですが、陽子さんにとって、本当にほしいもの、それは、自分が愛する人に愛されるということだと思います。 そのためには、心理的なブロックになっていた、彼を責める気持ちや、彼への執着、それらを手放すこと、というのが鍵になってきます。ちゃんと別れた、って、今、陽子さんが言ってくれたんですが、その感覚、というのは本当に大切だと思います。」 陽子さん
「なんか、本当に彼のことで、自分も苦しんでいたんだなって。認めたくなかったんですけど、自分が、いまだに彼を引きずっているっていうことが。なんか、もうそれも終わりにできたのかなって。」
「なんだろ。すっきりしたというのとは、少し違うんですけど、終わったんだなあって。何か、今まで、彼と別れられてなかったんだなあって。何か、今、彼とちゃんと別れた、っていう感じです。」 カウンセラー
「いい感じです。前進していますよ。」 陽子さん
「そうなんですか?」 カウンセラー
「彼に許しを与えて、心の中で彼を解放できたときに、自分自身をそこから解放することができるのですが、陽子さんにとって、本当にほしいもの、それは、自分が愛する人に愛されるということだと思います。 そのためには、心理的なブロックになっていた、彼を責める気持ちや、彼への執着、それらを手放すこと、というのが鍵になってきます。ちゃんと別れた、って、今、陽子さんが言ってくれたんですが、その感覚、というのは本当に大切だと思います。」 陽子さん
「なんか、本当に彼のことで、自分も苦しんでいたんだなって。認めたくなかったんですけど、自分が、いまだに彼を引きずっているっていうことが。なんか、もうそれも終わりにできたのかなって。」
この後、しばらく、彼のことがどんな風に陽子さん自身の心の中で整理がついているかについて、話を聴いていく。
陽子さんの心の中に変化があり、今は彼を責める、という感覚よりも、もう過去のこと、という感覚になっていたので、次のステップに進んでいく、という話になった。
カウンセラー
「彼に甘えられない、という話があったと思うんですけれども、この、甘えられない、というのは、彼、に対してだけでしたか?」 陽子さん
「彼だけじゃないですね。甘える、というのはあんまりしないですね。」 カウンセラー
「ご両親にも、あんまり甘えたり、というのはしなかったでしょうか?」 陽子さん
「あんまり甘えないようにしていましたね。」 カウンセラー
「甘えないようにしていたのは、なんでだったんですか?」 陽子さん
「う〜ん、なんでだろ?たぶん、いい子にしなきゃって思ってたからだと思います。甘える、っていうの、私あんまりいいイメージないんですよ。なんか、自分が弱い、というか。 言われていることもわかるんですけど、私は、もう、弱い、っていうのはわかっていますし、隠すわけじゃないんですけど、甘えるっていうのは、なんか。」 カウンセラー
「小さい頃、両親に甘えなかった、というのは・・・・、それでいくと、甘える、というのは、何か、未熟な感じ、でしょうか? いつまでたっても、いい子に出来ない、何か悪い子になったような感じでしょうか?」 陽子さん
「う〜ん。そうだったかもしれません。」 カウンセラー
「もし、両親に甘えて良いんだとしたら、どんなことがしたかったですか?」 陽子さん
「お菓子をいっぱい買ってもらったり、だっこをしてもらったり、一緒に遊んでもらったり、ですね。いつも、たまにちょっとだけ、親がしてくれる分だけ、もらう、っていうだけで、あんまり、そこで、はしゃがないようにしていましたね。」
「彼に甘えられない、という話があったと思うんですけれども、この、甘えられない、というのは、彼、に対してだけでしたか?」 陽子さん
「彼だけじゃないですね。甘える、というのはあんまりしないですね。」 カウンセラー
「ご両親にも、あんまり甘えたり、というのはしなかったでしょうか?」 陽子さん
「あんまり甘えないようにしていましたね。」 カウンセラー
「甘えないようにしていたのは、なんでだったんですか?」 陽子さん
「う〜ん、なんでだろ?たぶん、いい子にしなきゃって思ってたからだと思います。甘える、っていうの、私あんまりいいイメージないんですよ。なんか、自分が弱い、というか。 言われていることもわかるんですけど、私は、もう、弱い、っていうのはわかっていますし、隠すわけじゃないんですけど、甘えるっていうのは、なんか。」 カウンセラー
「小さい頃、両親に甘えなかった、というのは・・・・、それでいくと、甘える、というのは、何か、未熟な感じ、でしょうか? いつまでたっても、いい子に出来ない、何か悪い子になったような感じでしょうか?」 陽子さん
「う〜ん。そうだったかもしれません。」 カウンセラー
「もし、両親に甘えて良いんだとしたら、どんなことがしたかったですか?」 陽子さん
「お菓子をいっぱい買ってもらったり、だっこをしてもらったり、一緒に遊んでもらったり、ですね。いつも、たまにちょっとだけ、親がしてくれる分だけ、もらう、っていうだけで、あんまり、そこで、はしゃがないようにしていましたね。」
ここで、陽子さんから両親の話を聞かせてもらう。
母親は陽子さんと似たところがあり、自分自身にも、陽子さんにも厳しい人だった。陽子さんの、人に甘えられない、という部分は、母親にも同じようなところがあるようだった。
父親はそこまで厳しい人ではなくて、陽子さんには優しいかったけれども、自分自身にはやっぱり厳しい人で、何事もきっちりとしている、尊敬できる人、ということだった。
ただ、共働きで、両親とも仕事で忙しくしている人達だったので、陽子さんもあんまり甘えることができなかった、という事情があったようだった。
カウンセラー
「直感で答えて欲しいんですが、小さい頃の陽子さんが、一番甘えたかったのに、それを一番我慢していたのって、何歳くらいだと思いますか?」
「直感で答えて欲しいんですが、小さい頃の陽子さんが、一番甘えたかったのに、それを一番我慢していたのって、何歳くらいだと思いますか?」
※画像はイメージです。
陽子さん
「4歳か、5歳ですね。小学校にあがってからは、我慢してるっていうより、甘えるっていうのも忘れているくらい? かわいげはなかったかもしれませんけど。」 カウンセラー
「その小さい頃の自分の姿を、陽子さんの心の中でイメージしてもらってもいいですか?」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「お父さんやお母さんに甘えたかったんだけれども、我慢をしていたときのことを思い出してもらってもいいですか? そのときの、その小さな頃の陽子さん、どんな表情をしていますか?」 陽子さん
「泣きそうな顔をしています。泣きたくても、泣いたら迷惑がかかると思って、泣くのを我慢しています。」
「4歳か、5歳ですね。小学校にあがってからは、我慢してるっていうより、甘えるっていうのも忘れているくらい? かわいげはなかったかもしれませんけど。」 カウンセラー
「その小さい頃の自分の姿を、陽子さんの心の中でイメージしてもらってもいいですか?」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「お父さんやお母さんに甘えたかったんだけれども、我慢をしていたときのことを思い出してもらってもいいですか? そのときの、その小さな頃の陽子さん、どんな表情をしていますか?」 陽子さん
「泣きそうな顔をしています。泣きたくても、泣いたら迷惑がかかると思って、泣くのを我慢しています。」
カウンセラー
「なんでその子は泣きそうな顔をしているんですか?」 陽子さん
「お父さんとお母さんが留守で、一人ぼっちで。淋しくて、泣きそうな顔をしています。両親とも共働きだから、夜一人でいることが多くて、それがすっごく嫌でした。でも、親が帰ってきても、そこで泣かないようにしていました。」 カウンセラー
「そこで、小さい頃の陽子さんは、泣くこと、両親に甘えることを、自分に禁止してきたんでしょうか?」 陽子さん
「そうですね。そういうのは、いけないことだって、自分で自分に言い聞かせていましたね。」 カウンセラー
「その小さな子は、今でも、まだ、甘えるということはいけないことだって、自分に禁止している、というのはわかりますか?」 陽子さん
「はい。わかります。」 カウンセラー
「ずっと、我慢してきたんですね。そこで、ずっとその子が耐えてきた、というのはわかりますか? その子は、ずっと一生懸命、がんばってきたんです。誰にも迷惑をかけないように、自分に甘えることを禁止してきました。その小さな子に、イメージの中で、こう言ってもらっても良いですか? よく頑張ったね。偉かったねって。」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「イメージの中で、その小さな頃の陽子さんは、どうしていますか?」 陽子さん
「泣いています。しくしくって。」 カウンセラー
「イメージの中で、その子のことを、抱きしめてもらっても良いですか? 優しく抱きしめてあげてください。ずっと一人で、その子は頑張ってきたんです。よく頑張ったねって、何回も誉めてあげてください。本当に、その子は頑張ってきたんです。どのくらい、その子が頑張ってきたのか、陽子さんは知っていますよね。」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「その子を抱きしめたまま、こう言ってもらっても良いですか? よく頑張ってきたねって。もう、甘えてもいいよって。もう、我慢しなくてもいいよって。」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「その子は、今どんな表情をしていますか?」 陽子さん
「泣き止んでいます。」
「なんでその子は泣きそうな顔をしているんですか?」 陽子さん
「お父さんとお母さんが留守で、一人ぼっちで。淋しくて、泣きそうな顔をしています。両親とも共働きだから、夜一人でいることが多くて、それがすっごく嫌でした。でも、親が帰ってきても、そこで泣かないようにしていました。」 カウンセラー
「そこで、小さい頃の陽子さんは、泣くこと、両親に甘えることを、自分に禁止してきたんでしょうか?」 陽子さん
「そうですね。そういうのは、いけないことだって、自分で自分に言い聞かせていましたね。」 カウンセラー
「その小さな子は、今でも、まだ、甘えるということはいけないことだって、自分に禁止している、というのはわかりますか?」 陽子さん
「はい。わかります。」 カウンセラー
「ずっと、我慢してきたんですね。そこで、ずっとその子が耐えてきた、というのはわかりますか? その子は、ずっと一生懸命、がんばってきたんです。誰にも迷惑をかけないように、自分に甘えることを禁止してきました。その小さな子に、イメージの中で、こう言ってもらっても良いですか? よく頑張ったね。偉かったねって。」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「イメージの中で、その小さな頃の陽子さんは、どうしていますか?」 陽子さん
「泣いています。しくしくって。」 カウンセラー
「イメージの中で、その子のことを、抱きしめてもらっても良いですか? 優しく抱きしめてあげてください。ずっと一人で、その子は頑張ってきたんです。よく頑張ったねって、何回も誉めてあげてください。本当に、その子は頑張ってきたんです。どのくらい、その子が頑張ってきたのか、陽子さんは知っていますよね。」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「その子を抱きしめたまま、こう言ってもらっても良いですか? よく頑張ってきたねって。もう、甘えてもいいよって。もう、我慢しなくてもいいよって。」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「その子は、今どんな表情をしていますか?」 陽子さん
「泣き止んでいます。」
※画像はイメージです。
カウンセラー
「そうですね・・・・。陽子さんに、もう一つやってもらいたいのですが、お父さんと、お母さんのことをイメージしてもらってもいいですか?」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「ご両親は、どんな表情をしていますか?」 陽子さん
「お父さんもお母さんも、ちょっと申し訳なさそうな感じ、ですね。」 カウンセラー
「両親に、この子に甘えさせてあげてって、お願いして、その小さな陽子さんを渡して、イメージの中で、2人に抱きしめさせてもらってもいいですか?」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「小さい頃の陽子さんは、どんな表情をしていますか?」 陽子さん
「安心している感じです。」
「そうですね・・・・。陽子さんに、もう一つやってもらいたいのですが、お父さんと、お母さんのことをイメージしてもらってもいいですか?」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「ご両親は、どんな表情をしていますか?」 陽子さん
「お父さんもお母さんも、ちょっと申し訳なさそうな感じ、ですね。」 カウンセラー
「両親に、この子に甘えさせてあげてって、お願いして、その小さな陽子さんを渡して、イメージの中で、2人に抱きしめさせてもらってもいいですか?」 陽子さん
「はい。」 カウンセラー
「小さい頃の陽子さんは、どんな表情をしていますか?」 陽子さん
「安心している感じです。」
ここで、今どんな感情があがっているか、についての話を聴いていく。
子供の頃、甘えさせてもらった話や、楽しかった頃の思い出もたくさん出てきて、それと一緒に、陽子さんにとって、甘える、という感覚も思い出されてきたようだった。
カウンセラー
「陽子さんにとって、本当にほしいもの、それは、自分が愛する人に愛されるということだと思いますが、甘える、というのは、自分を愛させてあげる、とか、その人から愛を受け取る、ということにつながってきます。 今まで、自分に甘えるということを禁じていた分、そこを受け取ることが難しかったかもしれませんね。ただ、これから、パートナーと繋がってく、というときに、この甘える、という部分を陽子さんの中に取り込んでいけば、もっと上手くいくと思いますよ。」 陽子さん
「はい。ただ、今の彼に対してはどうしていくのがいいか、ちょっと考えているところなんですけれども。」 カウンセラー
「そうですね。陽子さんは、どうしていきたいですか?」 陽子さん
「今の彼で、いいのかな?っていうのは、思いますね。昔の彼を許す、とか、甘える、とか、やってきて、なんか、う〜ん、自分の中でも真剣に相手と向き合う、というのを避けてきたのかなって。」 カウンセラー
「そうですね。今の彼、というのは、真剣に向きなくてもいい相手、というので、選んでいる、というところはあると思いませんか?」 陽子さん
「ありますね・・・・。何にもないよりも、というか、今の彼がいてくれるので、自分自身ごまかせている、というのはあると思います。」
「陽子さんにとって、本当にほしいもの、それは、自分が愛する人に愛されるということだと思いますが、甘える、というのは、自分を愛させてあげる、とか、その人から愛を受け取る、ということにつながってきます。 今まで、自分に甘えるということを禁じていた分、そこを受け取ることが難しかったかもしれませんね。ただ、これから、パートナーと繋がってく、というときに、この甘える、という部分を陽子さんの中に取り込んでいけば、もっと上手くいくと思いますよ。」 陽子さん
「はい。ただ、今の彼に対してはどうしていくのがいいか、ちょっと考えているところなんですけれども。」 カウンセラー
「そうですね。陽子さんは、どうしていきたいですか?」 陽子さん
「今の彼で、いいのかな?っていうのは、思いますね。昔の彼を許す、とか、甘える、とか、やってきて、なんか、う〜ん、自分の中でも真剣に相手と向き合う、というのを避けてきたのかなって。」 カウンセラー
「そうですね。今の彼、というのは、真剣に向きなくてもいい相手、というので、選んでいる、というところはあると思いませんか?」 陽子さん
「ありますね・・・・。何にもないよりも、というか、今の彼がいてくれるので、自分自身ごまかせている、というのはあると思います。」
今の彼と続けていく、というより、不倫じゃなくて、本当に向き合える人との恋愛、というのを選択していくほうがいい、という話になっていくが、陽子さんの中で、まだ本気でそこまで踏み切れない部分もあるようだった。
ただ、今の彼と別れて、婚活、というのも考え始める、ということとなり、今後のカウンセリングとしては、婚活についての話を進めていくこととなった。
〜 クライアントの人生の道のり 〜
その後、不倫相手に子供が生まれ、それをきっかけにか、別れたいと向こうから言ってきた。相手に対する嫉妬心、変化に対する怖れ、相手に対する執着心もあったが、カウンセリングでその部分を扱うことで、そこも少しずつ解消されていった。
そして、カウンセリングを受けていく中で、陽子さん自身、幸せな家庭を築いて、子供を育てたい、という強い想いがある、ということに気付いていった。それからは、興味を持つ男性のタイプが変わり、家庭的で、いいパパになってくれそうな男性に心を惹かれるようになった。
そして、婚活をしていくなかで、この人となら、暖かい家庭を築けそうだ、という男性との出会いがあった。以前のような、恋愛感情とはまた別の落ち着いた気持ちでその人とは付き合うことができるようになり、その人と一緒に過ごす中で、前まで感じていた、いつかは裏切られるかもしれない、という不安も陽子さんの中から徐々に消えていくこととなった。
After 〜 カウンセリングによる人生の変容を受け取った後の状態 〜
※画像はイメージです。
その後、その出会った人と陽子さんは結婚し、40ぎりぎりのところでの高齢出産もすることとなった。
育児に協力的な夫のおかげで、仕事は今も続けており、以前よりも、より仕事に本気で取り組めるようになって、やりがいを感じるようになったようだった。
同僚や上司からは、結婚してから貫禄が出てきたとか、母は強い、とも言われているようだった。
この女性のストーリーを読んで、カウンセリングに興味を持った方へ
心鈴泉のカウンセリングでは、あなたが今よりもワンランク上の人生に進むためのポイントとなる心理面の課題を明確にしていき、その課題を乗り越えるための、心のサポートを展開します。課題を乗り越えることができれば、あなたの前に新しい人生の道のりが開けてきます。
そこで、自分自身が輝きを取り戻していくことを、ぜひ身をもって体験してもらいたい、と思っています。
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・ケース その1 「仕事も恋愛もイマイチ」
20代後半の独身女性。仕事はそこそこ。現在の収入には少し不満はあるものの、それほどきつい仕事ではない。長年付き合っている彼がいるが、倦怠期に入っている女性のストーリー。
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20代後半の独身女性。転職して新しい職場に来てから3年。仕事自体は好きだが、周囲の人たちとはあまりなじめない。人付き合いが苦手な女性のストーリー。
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