ケース その1 「仕事も恋愛もイマイチ」
〜 クライアントのプロフィール 〜
愛さん(仮名)は、20代後半の独身女性。仕事はそこそこ。現在の収入には少し不満はあるものの、それほどきつい仕事ではない。長年付き合っている彼がいるが、倦怠期に入っている。
〜 カウンセリング 〜
愛さんには彼がいるが、相談内容は、その彼との間に少しトラブルがあり、その話を電話カウンセリングで聞いてもらいたい、ということだった。
カウンセラー
「相談内容は、彼のことが知りたい、ということでしたよね。メールで読んだ内容だと、彼が誕生日を忘れていて、謝ってくれなかった。ということだったんですけれども。」 愛さん
「はい、そうなんです。」 カウンセラー
「忘れていたら、普通に謝るような気もしたんですが、彼の場合・・・・、彼は、なんて言ってたんでしょうか? ごまかしたような感じだったんですか?」 愛さん
「ごまかすかすというか。なんか、言い訳でしたね。」 カウンセラー
「どんな感じだったんですか?」
「相談内容は、彼のことが知りたい、ということでしたよね。メールで読んだ内容だと、彼が誕生日を忘れていて、謝ってくれなかった。ということだったんですけれども。」 愛さん
「はい、そうなんです。」 カウンセラー
「忘れていたら、普通に謝るような気もしたんですが、彼の場合・・・・、彼は、なんて言ってたんでしょうか? ごまかしたような感じだったんですか?」 愛さん
「ごまかすかすというか。なんか、言い訳でしたね。」 カウンセラー
「どんな感じだったんですか?」
※画像はイメージです。
愛さんから状況を説明してもらうと、話としては、彼が友人から強引な誘いを受け、それが断れなくなって、愛さんと前から決めていた誕生日の約束の方をキャンセルしてきた、ということだった。
こういうことは今に始まった話ではなく、彼は愛さんよりも他のことを優先するところがあり、その都度、理由を聞いても、愛さんにとって納得がいかないことが多いようだった。
付き合って3年になり、最近は、いまひとつ真剣に向き合ってくれくれている感じがしないし、なんとなく、後回しにされている感じがする、ということだった。
愛さん
「結婚のことも、少し考え出してるんですけど、彼は、そういうこと考えられてるのかなって、疑問に思いますね。なんか、周りに振り回されているだけで、将来のこととか、考えられてないと思うんですよね。」 カウンセラー
「そうですよね。」 この後、しばらく愛さんの彼に対する愚痴が続くが、愛さんが抱いている恋愛に対する期待と、彼が愛さんとの関係で望んでいるものとの間に、大きな差がありそうだった。愛さんが口にする彼に対するダメだしも、その差から出てきているようだった。 愛さん
「彼のことが好きなのかどうか、正直、今はわからないですね。」 カウンセラー
「彼のことを好きになるのが怖い、というのはないですか?」 愛さん
「・・・・」 カウンセラー
「これ以上好きにならないようにしよう、と思って、自分の心を守るようなところはないですか?」 愛さん
「あります。だって、そういうのは怖いじゃないですか?」 カウンセラー
「そうですよね。怖いですよね。」 愛さん
「そういうのが、いけないのかもしれないですけど。」 カウンセラー
「どうして、いけないような気がするんですか?」 愛さん
「自分を守ってるから。はあ・・・・。私って、そういう人なんですよ。」 カウンセラー
「彼のことを好きにならないように、というだけじゃなくて、何に対しても、そういうところがあって、100%自分の力をだす、ということは、しないようにしている感じですか?」 愛さん
「そうですね。しませんね。」 カウンセラー
「もしかしたら、100%力を出すということもなければ、100%満足するということも、なかったかもしれませんね?」 愛さん
「そうですね。」
「結婚のことも、少し考え出してるんですけど、彼は、そういうこと考えられてるのかなって、疑問に思いますね。なんか、周りに振り回されているだけで、将来のこととか、考えられてないと思うんですよね。」 カウンセラー
「そうですよね。」 この後、しばらく愛さんの彼に対する愚痴が続くが、愛さんが抱いている恋愛に対する期待と、彼が愛さんとの関係で望んでいるものとの間に、大きな差がありそうだった。愛さんが口にする彼に対するダメだしも、その差から出てきているようだった。 愛さん
「彼のことが好きなのかどうか、正直、今はわからないですね。」 カウンセラー
「彼のことを好きになるのが怖い、というのはないですか?」 愛さん
「・・・・」 カウンセラー
「これ以上好きにならないようにしよう、と思って、自分の心を守るようなところはないですか?」 愛さん
「あります。だって、そういうのは怖いじゃないですか?」 カウンセラー
「そうですよね。怖いですよね。」 愛さん
「そういうのが、いけないのかもしれないですけど。」 カウンセラー
「どうして、いけないような気がするんですか?」 愛さん
「自分を守ってるから。はあ・・・・。私って、そういう人なんですよ。」 カウンセラー
「彼のことを好きにならないように、というだけじゃなくて、何に対しても、そういうところがあって、100%自分の力をだす、ということは、しないようにしている感じですか?」 愛さん
「そうですね。しませんね。」 カウンセラー
「もしかしたら、100%力を出すということもなければ、100%満足するということも、なかったかもしれませんね?」 愛さん
「そうですね。」
※画像はイメージです。
100%満足できるような幸せな恋愛関係が、仮に、自分の目の前にあったとしても、その状態を受け取るということが怖くて、そこに入ることができない、というところが、愛さんにはあるようだった。また、そういう関係を築きにくいような相手を無意識的に選んでいる、という隠れた心理パターンも、愛さんの心の中にはあるようだった。
カウンセラー
「たぶん、怖かったんですね・・・・。ずっと怖かったんです。だめだったら、どうしようって。だめになるくらいなら、最初から、半分くらいか、それよりも、少なめにしておいて、自分が傷つかないようにって。」 愛さん
「・・・・」 カウンセラー
「ちょっと過去を思い返してもらっても良いですか?いつからこんな風に、自分の身を守るようになったんだろうって?それは、愛さんがとても小さな頃かもしれないですし、もう、昔すぎて忘れてしまったことかもしれません。」 愛さん
「・・・・」 カウンセラー
「何があったか、覚えていますか?」 愛さん
「覚えていません。」
「たぶん、怖かったんですね・・・・。ずっと怖かったんです。だめだったら、どうしようって。だめになるくらいなら、最初から、半分くらいか、それよりも、少なめにしておいて、自分が傷つかないようにって。」 愛さん
「・・・・」 カウンセラー
「ちょっと過去を思い返してもらっても良いですか?いつからこんな風に、自分の身を守るようになったんだろうって?それは、愛さんがとても小さな頃かもしれないですし、もう、昔すぎて忘れてしまったことかもしれません。」 愛さん
「・・・・」 カウンセラー
「何があったか、覚えていますか?」 愛さん
「覚えていません。」
カウンセラー
「お母さんと、お父さん、どちらか直感で選んでもらっても良いですか?」 愛さん
「お母さん」 カウンセラー
「小さい頃、お母さんとどんな感じだったか、教えてもらっても良いですか?すごく甘えていたとか。」 愛さん
「そんなに甘えてたっていう感じじゃないですね。」 カウンセラー
「どうしてですか?子供の頃は、お母さんに甘える、というのはよくあることですし、愛さんにとっては、別に甘えたい、とも思わなかったでしょうか?」 愛さん
「どうだったんだろう。妹が生まれてからは、甘えないようにしていましたね。」 カウンセラー
「どうしてですか?」 愛さん
「妹がいたら、そんなのできないじゃないですか?」 カウンセラー
「我慢してたんですか?」 愛さん
「そうですね、我慢してましたね。」 カウンセラー
「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさいって言われていましたか?」 愛さん
「いや、何も。何か、私からは何も言えない雰囲気でしたね。急がしそうで。お母さんもイライラしていたし。」
「お母さんと、お父さん、どちらか直感で選んでもらっても良いですか?」 愛さん
「お母さん」 カウンセラー
「小さい頃、お母さんとどんな感じだったか、教えてもらっても良いですか?すごく甘えていたとか。」 愛さん
「そんなに甘えてたっていう感じじゃないですね。」 カウンセラー
「どうしてですか?子供の頃は、お母さんに甘える、というのはよくあることですし、愛さんにとっては、別に甘えたい、とも思わなかったでしょうか?」 愛さん
「どうだったんだろう。妹が生まれてからは、甘えないようにしていましたね。」 カウンセラー
「どうしてですか?」 愛さん
「妹がいたら、そんなのできないじゃないですか?」 カウンセラー
「我慢してたんですか?」 愛さん
「そうですね、我慢してましたね。」 カウンセラー
「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさいって言われていましたか?」 愛さん
「いや、何も。何か、私からは何も言えない雰囲気でしたね。急がしそうで。お母さんもイライラしていたし。」
カウンセラー
「甘えたら、嫌われるって思いましたか。」 愛さん
「もういいんです。そういうの。」 カウンセラー
「私が我慢していたら、いいんだ。私さえ黙っていれば、これ以上、嫌われることも、余計にわるくなることもないんだ、そんな風に、小さい頃の愛さんは思っちゃったんでしょうか?」 愛さん
「今も思っています。そうですね。だからいけないんですね。」 カウンセラー
「何がいけないって思ったんですか?」 愛さん
「素直じゃないところ。お母さんも、何か、私のこと気にしてた気がします。そのたびに、私、強がって、甘えたくないフリして、お母さんに、酷いことを言ったこともあります。」 カウンセラー
「小さかった頃の愛さんにとっては、それが精一杯だったのかもしれません。お母さんに嫌われないようにって、一生懸命だったのかもしれません。甘えたら、お母さんの迷惑になる。それが、ただ、嫌だったんじゃないですか?」 愛さん
「はい。それだけは嫌でしたけど、迷惑はかけていたと思います。」 カウンセラー
「お母さんに嫌われないように我慢している愛さんと、彼を好きにならないように我慢している愛さん、なんだか、我慢、というところで似ている感じがしませんか?」 愛さん
「一緒だと思います。我慢っていうより、あきらめっていう感じがします。」 カウンセラー
「そうかもしれませんね。愛さんにとって、我慢や諦め、という感情のおおもとのようなものがあるとしたら、それは、お母さん、にあるのかもしれませんね。」 愛さん
「あ、そうですね。私もそんな感じがします。」 カウンセラー
「もし、ここを変えていくことができる方法があるとしたら、試してみたいですか?」 愛さん
「はい。」
「甘えたら、嫌われるって思いましたか。」 愛さん
「もういいんです。そういうの。」 カウンセラー
「私が我慢していたら、いいんだ。私さえ黙っていれば、これ以上、嫌われることも、余計にわるくなることもないんだ、そんな風に、小さい頃の愛さんは思っちゃったんでしょうか?」 愛さん
「今も思っています。そうですね。だからいけないんですね。」 カウンセラー
「何がいけないって思ったんですか?」 愛さん
「素直じゃないところ。お母さんも、何か、私のこと気にしてた気がします。そのたびに、私、強がって、甘えたくないフリして、お母さんに、酷いことを言ったこともあります。」 カウンセラー
「小さかった頃の愛さんにとっては、それが精一杯だったのかもしれません。お母さんに嫌われないようにって、一生懸命だったのかもしれません。甘えたら、お母さんの迷惑になる。それが、ただ、嫌だったんじゃないですか?」 愛さん
「はい。それだけは嫌でしたけど、迷惑はかけていたと思います。」 カウンセラー
「お母さんに嫌われないように我慢している愛さんと、彼を好きにならないように我慢している愛さん、なんだか、我慢、というところで似ている感じがしませんか?」 愛さん
「一緒だと思います。我慢っていうより、あきらめっていう感じがします。」 カウンセラー
「そうかもしれませんね。愛さんにとって、我慢や諦め、という感情のおおもとのようなものがあるとしたら、それは、お母さん、にあるのかもしれませんね。」 愛さん
「あ、そうですね。私もそんな感じがします。」 カウンセラー
「もし、ここを変えていくことができる方法があるとしたら、試してみたいですか?」 愛さん
「はい。」
カウンセラー
「今から、イメージを使った、カウンセリングの手法を使っていきます。まず、私から、愛さんにこういうものをイメージしてください、とお願いしたり、どんな風に感じますか、と聞いたりしていきます。その中で、愛さんにとって、心理的にブロックされているものが手放されていくよう、サポートしていきますので、まずは、軽く目を閉じて、すこしリラックスしてもらってもいいですか?」 愛さん
「はい。」
「今から、イメージを使った、カウンセリングの手法を使っていきます。まず、私から、愛さんにこういうものをイメージしてください、とお願いしたり、どんな風に感じますか、と聞いたりしていきます。その中で、愛さんにとって、心理的にブロックされているものが手放されていくよう、サポートしていきますので、まずは、軽く目を閉じて、すこしリラックスしてもらってもいいですか?」 愛さん
「はい。」
※画像はイメージです。
カウンセラー
「小さい頃、お母さんに怒られないように我慢していた頃の自分を思い出してみてください。そのときに感じていた気持ちを思い出してみてください。甘えたくても甘えることのできなかった自分。その頃の自分をイメージしてみてください。イメージの中で、その子は、誰と一緒にいるでしょうか?それとも、一人ぼっちでしょうか?」 愛さん
「一人ぼっちです。」 カウンセラー
「一人ぼっちで何をしていますか?」 愛さん
「絵本を開いていますけど、見ているフリをしています。でも、絵本よりも、お母さんが妹をあやす声のほうが気になって、絵本にはあんまり集中していません。」 カウンセラー
「その子はどんな表情をしていますか?」 愛さん
「泣くのを我慢しています。」 カウンセラー
「もし、その子に、今の大人の愛さんが話しかけるとしたら、なんて言ってあげますか?」 愛さん
「大丈夫だよって。お姉ちゃんと一緒に遊ぼうって。」 カウンセラー
「イメージのなかで、そう話しかけてもらって良いですか?
・・・・その子はどんな表情をしていますか?」 愛さん
「しくしく泣いています。」 カウンセラー
「その子を抱きしめてもらって良いですか?
・・・・その子はどんな表情をしていますか?」 愛さん
「しくしく泣きながら、抱きついてきています。すごく淋しかったんだと思います。」 カウンセラー
「今、愛さん自身はどんな感じですか?どんな気持ち、感情を感じていますか?」 愛さん
「あ、そうですね・・・。なんか、これって私だなって思います。」 カウンセラー
「小さい頃の愛さんの感じている淋しさ、我慢の部分が、今の自分が感じているものと一緒、という感じでしょうか?」 愛さん
「そうですね。」 カウンセラー
「イメージの中で、その子を抱きしめたまま、その子にこう言ってもらえますか?
もう、我慢しなくてもいいよって。」 愛さん
「はい・・。」 カウンセラー
「その子は、どんな表情をしていますか?」 愛さん
「笑っています。安心しているんだと思います。」 カウンセラー
「今、その子と、愛さんは心のなかでつながっているのがわかりますか?その子が安心しているのと同時に、愛さん自身の心の中にも、その安心の部分が広がっていくのがわかりますか?」 愛さん
「はい。そうですね・・・。なんか、楽になれました。」
「小さい頃、お母さんに怒られないように我慢していた頃の自分を思い出してみてください。そのときに感じていた気持ちを思い出してみてください。甘えたくても甘えることのできなかった自分。その頃の自分をイメージしてみてください。イメージの中で、その子は、誰と一緒にいるでしょうか?それとも、一人ぼっちでしょうか?」 愛さん
「一人ぼっちです。」 カウンセラー
「一人ぼっちで何をしていますか?」 愛さん
「絵本を開いていますけど、見ているフリをしています。でも、絵本よりも、お母さんが妹をあやす声のほうが気になって、絵本にはあんまり集中していません。」 カウンセラー
「その子はどんな表情をしていますか?」 愛さん
「泣くのを我慢しています。」 カウンセラー
「もし、その子に、今の大人の愛さんが話しかけるとしたら、なんて言ってあげますか?」 愛さん
「大丈夫だよって。お姉ちゃんと一緒に遊ぼうって。」 カウンセラー
「イメージのなかで、そう話しかけてもらって良いですか?
・・・・その子はどんな表情をしていますか?」 愛さん
「しくしく泣いています。」 カウンセラー
「その子を抱きしめてもらって良いですか?
・・・・その子はどんな表情をしていますか?」 愛さん
「しくしく泣きながら、抱きついてきています。すごく淋しかったんだと思います。」 カウンセラー
「今、愛さん自身はどんな感じですか?どんな気持ち、感情を感じていますか?」 愛さん
「あ、そうですね・・・。なんか、これって私だなって思います。」 カウンセラー
「小さい頃の愛さんの感じている淋しさ、我慢の部分が、今の自分が感じているものと一緒、という感じでしょうか?」 愛さん
「そうですね。」 カウンセラー
「イメージの中で、その子を抱きしめたまま、その子にこう言ってもらえますか?
もう、我慢しなくてもいいよって。」 愛さん
「はい・・。」 カウンセラー
「その子は、どんな表情をしていますか?」 愛さん
「笑っています。安心しているんだと思います。」 カウンセラー
「今、その子と、愛さんは心のなかでつながっているのがわかりますか?その子が安心しているのと同時に、愛さん自身の心の中にも、その安心の部分が広がっていくのがわかりますか?」 愛さん
「はい。そうですね・・・。なんか、楽になれました。」
※画像はイメージです。
カウンセラー
「我慢して強がって、甘えたくないフリをしていた自分、それを手放して、素直になる、ということ。そのことが許可できると、とっても楽になれるんですよね。」 愛さん
「そうですね。彼に対しても、どこかそういうところがあったんだと思います。」 カウンセラー
「彼に対してだけではなくて、仕事でも、ほかのところでも、100%満足、というのは求めてこなかったでしょうか?」 愛さん
「・・・・あるかもしれません。」 カウンセラー
「100%の満足を、自分自身に許可する、ということ。我慢じゃなくて、素直になること、っていう部分ですね。今日、愛さんの心の中にある、我慢の部分、それについてのイメージワークを行ったんですけれども、彼に対しては、どんな風にしていきたいと思いますか?」 愛さん
「そうですね・・・。彼とは表面的な話ばかりしていたので、もっと彼の本音の部分を聞いていきたいです。私も彼とそういう部分の話をするのは、怖くて避けてきたので。重い女、とか思われたくなくて、遠慮もあったんですけれども、ちょっと変えていこうと思います。」 カウンセラー
「そうですね。ただ、本音の部分の話をするときに、彼を問い詰めるような形にはならないよう気をつけてくださいね。例えば、「あなたはどうして私を大切にしてくれないの?」、という感じの気持ちをのっけて話をすると、彼が自分を愛してくれているのかどうか、相手をテストするようなことを言ったりして、本当に、重い女、になってしまいますので。」 愛さん
「はい。・・・え?じゃあ、どんな風に話をしたらいいんですか?」 ここで、相手が本音を話しやすい雰囲気作りやタイミング、言葉以外の部分からも相手の気持ちを汲み取っていく、など、色々と細かい話も交えながら、彼から話を聴く、ということについて、愛さんと話をする。 愛さん
「・・・・わかりました。やってみます。」 カウンセラー
「あと、彼以外に、仕事とか、その他の人間関係とかで、変えていきたいところ、というのはありますか?」 愛さん
「そうですね・・・。」 この後、様々な話をしていくなかで、愛さんにとっても、恋愛以外の部分についても、怖さや我慢を手放して、100%満足するものを選んでいく、ということで、自分自身を変えていく、という方向に、意識が向いていくことになっていった。 傷つかないように、自分を守っていた、その心理的パターンを変えていくことによって、この後、彼女自身に起こる出来事にも、変化がでてくることになり、それが、彼女に訪れる人生の道のりを変えていくことになる。
「我慢して強がって、甘えたくないフリをしていた自分、それを手放して、素直になる、ということ。そのことが許可できると、とっても楽になれるんですよね。」 愛さん
「そうですね。彼に対しても、どこかそういうところがあったんだと思います。」 カウンセラー
「彼に対してだけではなくて、仕事でも、ほかのところでも、100%満足、というのは求めてこなかったでしょうか?」 愛さん
「・・・・あるかもしれません。」 カウンセラー
「100%の満足を、自分自身に許可する、ということ。我慢じゃなくて、素直になること、っていう部分ですね。今日、愛さんの心の中にある、我慢の部分、それについてのイメージワークを行ったんですけれども、彼に対しては、どんな風にしていきたいと思いますか?」 愛さん
「そうですね・・・。彼とは表面的な話ばかりしていたので、もっと彼の本音の部分を聞いていきたいです。私も彼とそういう部分の話をするのは、怖くて避けてきたので。重い女、とか思われたくなくて、遠慮もあったんですけれども、ちょっと変えていこうと思います。」 カウンセラー
「そうですね。ただ、本音の部分の話をするときに、彼を問い詰めるような形にはならないよう気をつけてくださいね。例えば、「あなたはどうして私を大切にしてくれないの?」、という感じの気持ちをのっけて話をすると、彼が自分を愛してくれているのかどうか、相手をテストするようなことを言ったりして、本当に、重い女、になってしまいますので。」 愛さん
「はい。・・・え?じゃあ、どんな風に話をしたらいいんですか?」 ここで、相手が本音を話しやすい雰囲気作りやタイミング、言葉以外の部分からも相手の気持ちを汲み取っていく、など、色々と細かい話も交えながら、彼から話を聴く、ということについて、愛さんと話をする。 愛さん
「・・・・わかりました。やってみます。」 カウンセラー
「あと、彼以外に、仕事とか、その他の人間関係とかで、変えていきたいところ、というのはありますか?」 愛さん
「そうですね・・・。」 この後、様々な話をしていくなかで、愛さんにとっても、恋愛以外の部分についても、怖さや我慢を手放して、100%満足するものを選んでいく、ということで、自分自身を変えていく、という方向に、意識が向いていくことになっていった。 傷つかないように、自分を守っていた、その心理的パターンを変えていくことによって、この後、彼女自身に起こる出来事にも、変化がでてくることになり、それが、彼女に訪れる人生の道のりを変えていくことになる。