カウンセラー
「できますよ。愛さんにとって、自分がそれを受けとるにふさわしいと思えたとき、物事は動きだします。自分の心の中と、自分の周りに起こる出来事は連動します。 もし、自分の人生により良いものを呼び込みたいとしたら、自分が何を信じるか、それがとても大切です。絶対に手に入らない、と思いながらも行動する人と、手に入るということを信じて、行動する人とでは、根っこで考えていることが違います。口にする言葉も違います。気が合う人も違いますから、人の縁も変わってきます。最終的に、その人が体験する人生に違いが出てきます。 ラッキーさ、それは人にはコントロールできないものかもしれません。ただ、それを遠ざけることはできるものです。振り返ってみて、わざわざ自分でチャンスを逃すようなことをしてしまった人は、たくさんいるかもしれません。 今、愛さんにとって、天使が象徴するものとして、自分に幸せを持ってきてくれるものがあるとしたら、というので、天使を選択をしています。天使、それは、愛さんの心の底で、自分自身の幸せを願っているハートの一部のようなものだと私は思っています。そういう部分がなければ、愛さん自身、カウンセリングを受けに来ていませんよね？」 愛さん
「それは、はい、そうです。ただ、私にそんなことがって思うと、なんか・・・・、無理そうで。」

カウンセラー
「ここで大切なことは、そのハートを象徴している天使、その天使が愛さんに、幸せになってもらいたいって思っているのに、愛さんがそれを諦めかけている、という部分です。イメージの中で、天使のほうを見てもらえますか？ 天使はどんな表情をしていますか？」 愛さん
「悲しそうな表情をしています。」 カウンセラー
「天使に近づいて、イメージの中で、その天使の手をとってもらってもいいですか？」 愛さん
「はい。」 カウンセラー
「愛さんに、幸せをもたらすためのラッキーさと、人を愛する力を持ってきてくれている、天使。天使からそれを受け取る準備はありますか？」 愛さん
「無理です。」 カウンセラー
「どうしてですか？」 愛さん
「・・・・・できないです。」 カウンセラー
「そうですよね。１００％の満足を、自分自身に許可する、ということ。愛さんは、最初のカウンセリングで、その部分を扱いました。ただ、それまでは、ずっと我慢してきたんです。私はいいから、って。 天使から、今更、はいどうぞって渡されても、受け取れないですよね。だって、ずっと今まで我慢してきたんです。ただ、愛さん、気付いていますか？ これから先に進んでいくためには、それを変えていくことが求められてきます。今、そのチャンスですよ。」 愛さん
「それは、わかります。でも・・・。」 カウンセラー
「今、葛藤を感じていますよね？」 愛さん
「はい。」

カウンセラー
「もう一度、心の中で選択してもらっても良いですか？私は、前に進んでいくって。ラッキーさや、人を愛する力、それらを手にして、もっと豊かな道のりを歩んでいくって。それがスタートになります。」 愛さん
「・・・・・」 カウンセラー
「時間がかかってもいいですよ。ゆっくりでも大丈夫です。」 愛さん
「・・・・・はい、選びます。」 カウンセラー
「心の中で選択しても、まだ、怖れや抵抗感は残っているかもしれません。それもＯＫです。それもＯＫです。ただ、今、それを選択した、ということ。それが、とても大切な一歩になっていきます。次に、イメージの中で、天使に抱きしめてもらうことを許可してもらってもいいですか？」 愛さん
「はい。」

カウンセラー
「光あふれる天使の羽の中に包まれて、愛さんの中にある、葛藤、怖れ、それがどんどん昇華されていきます。 彼との関係の中で感じた、悲しみ、淋しさ、それもどんどん天使の羽の中で、燃やされていきます。 天使の光に包まれて、愛さんの中にある、愛するハートにもう一度、灯がともります。 憶えていますか？ 小さい頃、お父さんやお母さんのことが大好きだった頃のことを。無条件に、無邪気に、心のままに、愛したことを。天使の羽に包まれて、光が祝福となって、愛さんの心に降り注いでいくのを感じてみてください。いま、どんな感じがしますか？」 愛さん
「なんでしょう・・・・。あったかい感じがします。」 カウンセラー
「そのまま、どんどん、光の中に、心をゆだねていってください。天使が1枚、光り輝く羽を愛さんに差し出して、幸運の祝福を授けます。愛さん、それを手にしてもらって良いですか？」 愛さん
「はい。」

カウンセラー
「1枚の天使の羽。それをイメージの中、両手で持って、自分の胸に当ててみてください。そして、自分の中に、ハートを中心にして、力が全身に広がっていくのを感じてみてください。ハートに光があふれ、それが全身を満たしていくのを感じてみてください。 ラッキーさ、それは、それを受け入れる器があれば羽のように落ちてきて、人に力を与えます。器が無ければ、たまたま拾えても、何かの形で、滑り落ちていきます。ラッキーは手にすることだけのが大切なのではなく、受け取って、生かして、自分の内側に財産として価値あるものとなって、初めて、生きてきます。 今、天使から受け取った羽、それを愛さんのハート一杯に、そのあふれる力と光を感じてみてください。それは、愛さんのために用意された羽。他の誰のものでもありません。しっかりと胸の中に受け止めて下さい。 そして、こう、口にしてください。 「私は、幸せになることを、誓います。」 それが愛さん自身の、器、になります。」 愛さん
「はい。」 カウンセラー
「言葉にして、もらってもいいですか。」 愛さん
「幸せになることを、誓います。」 カウンセラー
「今、天使はどんな表情をしていますか？」 愛さん
「笑っています。」 カウンセラー
「今、どんな気分ですか？」 愛さん
「そうですね・・・。なんか、良かったです。不思議な感覚ですけど、すっきりしています。」

それからしばらく、天使の羽のイメージの感想の話をした後、これから先、彼に対する執着を手放していくが、彼と一緒にやっていくかどうかは、彼との関係での成り行きにまかせていく、という話になった。 ただ、そこでも、また、悩みや苦しいことが出てくることがあるかも、ということで、継続的にカウンセリングをしていく、という話になった。 ただ、その後、結局彼とは別れることになるも、それと入れ違いに、驚くような展開がやってくることになる。

相手との別れがやってくるのとほぼ同時に、新しいパートナーが現れる。それは、仕事に対しても、一生懸命に打ち込むようになってから、意気投合するようになった同じ職場の独身男性。 彼と一緒に仕事に打ち込むのは楽しく、新しく変わった自分との価値観も合う人。結婚した後も、仕事を続けていたい自分に気付き、そんな話を彼にすると、彼もそういう女性に魅力を感じる、と彼は本音で話してくれたようだった。 数回行ったカウンセリングでは、新しい彼の話や、本当にこの人で良いか、というので出てきた話があったので、聞くこととなるが、基本的には、彼女としても、気持ちの再確認となるような話が中心となった。 その後、しばらく、連絡はなかった。上手くいっているのかな、と思っていると、彼女から再び連絡が入る。 彼からのプロポーズがあったとのこと。話を聴くと、彼もまた、自分の価値観と合う女性との結婚を考えていたところで出会ったのが、彼女、ということのようだった。 プロポーズを受けるかどうか、というので、また、迷いがあり、結婚に対する怖さなどもあったので、再び、数回のカウンセリングを行うことで、その部分をクリアにしていくことになった。 彼からのプロポーズを受け、結婚。結婚後も、仕事は続けている。

プロポーズを受けることにした後、カウンセリングはそのまま終了となった。彼女からは、メールにて、その後の報告を受ける。 彼女は結婚後も仕事をしており、やりがいを感じている。また、職場恋愛で出会った夫との関係も良好。 今の悩みは、子供を作るかどうか。夫と話し合いながら、今後のライフスタイルをどうしていくかも含めて、考えていっているところ、とのこと。

心鈴泉のカウンセリングでは、あなたが今よりもワンランク上の人生に進むためのポイントとなる心理面の課題を明確にしていき、その課題を乗り越えるための、心のサポートを展開します。課題を乗り越えることができれば、あなたの前に新しい人生の道のりが開けてきます。

そこで、自分自身が輝きを取り戻していくことを、ぜひ身をもって体験してもらいたい、と思っています。

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他にも具体例として以下のものがありますので、以下をクリックして見てみてください。

・ケース その2 「職場の人間関係」
２０代後半の独身女性。転職して新しい職場に来てから3年。仕事自体は好きだが、周囲の人たちとはあまりなじめない。人付き合いが苦手な女性のストーリー。

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・ケース その3 「封印していた過去の傷」
３０代後半の独身女性。仕事は順調で全く問題なし。ただ、長年やっているので、少し飽きてきてはいる。恋愛では、付き合って１年半になる相手がいるが、あくまで遊び。表面的には悩みはないけれど、封印した過去の傷が残っている女性のストーリー。

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